対象:コーチング
研究員職についている40歳男性です。先日はいろいろアドバイスをありがとうございました。
今、仕事上の評価がなかなか上がらず、悩んでいます。自分の仕事は一定の評価をいただいていますが、ある程度から上にはなりません。先日、ほぼ同期のライバルに先に昇進されてしまったのですが、その人の仕事を見ると詰めの甘さが目立つものばかりで、どうして私が負けてしまったのか自分としてはあまり納得がいきませんでした。
そこで上司や先輩に私に何が欠けているのかを聞いてみたのですが、「今のままの仕事のやり方を続けるべきだ」とか「他人の昇進などに気を取られるべきではない」といった回答ばかりで、今後どのようにすれば人生が開けるのかについてはアドバイスがもらえませんでした。
どの人も人格者なので私を傷つけないように配慮してくれたのかも知れませんが、このままでは私はいつまで経ってもキャリアアップができません。そこで上司や先輩からうまく本音を聞き出し、自分の今後のキャリアアップの方向性について役立てる方法はありませんでしょうか。キャリアアップの意欲はありますので、耳が痛い意見でも素直に聞く心積もりはできています。
基本的に人付き合いが苦手なので、このように基本的な質問をさせていただきました。特に人に何かをしてもらうよう頼むことが苦手です。今回のように仕事上の必要からでなく純粋に自分の利益のためになると余計に頼みづらいので、学生時代からこれまでずっとこういうことは人に聞かずに過ごしてきてしまいました。なので基本的なアドバイスをいただければと願っています。
fj_passさん ( 茨城県 / 男性 / 40歳 )
回答:2件
もう一歩踏み出し、相手のふところに飛び込む勇気を
こんにちは。
キャリアアップのために、耳に痛いことも素直に聞く心積もりが
できている今は、きっと素晴らしいチャンスですね。
そして、こうして相談なさっている。すでに一歩を踏み出されている。
率直なあなたに拍手です!
さて、上司や先輩から本音を聞きたいとのことですが、
それには、やはり自分の気持ちを率直に、書いて下さったように、
伝えるのが一番ではないかと思います。
その方々は人格者とのこと、きっとあなたの想いを受け留めて下さる
でしょうし、そのような方々なら、ふところに飛び込んで相談する人に、
何かしたいと思ってくださることを信じましょう。
相手の心を開くには、まず自分が心を開くことが大切ではないでしょうか。
『仕事上の必要からでなく純粋に自分の利益のため』と思ってらっしゃるのですね。
でも、あなたが上を目指し努力なさることは、そして活き活きといい仕事をなさる
ことは、必ずや会社のため、その上司の方々のためにもなるのですよ。
遠慮はいりません。
時間をとって頂き、上手く話そうとするより、自分の想いを伝えたい気持ちで、
どんなことでも話して頂くようお願いしてみてはいかがでしょう。
あとは、ご自分の心の持ち方ですが、「人は感情の動物」です。
「あなたは足を組んでいますね」などという、単なる事実を聞いても、
どちらかというとネガティブに受け留める傾向があるそうです。
耳に痛いことは、覚悟をしていてもつらいものがあるかもしれません。
でも、はじめからそれを意識し、事実を客観的に受け留めるように
自分に言い聞かせるといいですね。そしてそれを必ず活かすとの信念をもつこと。
まずは、自分が人からどのように見られているか、それを知ることができたら、
そこからスタート、対処ができます。
あせらず、努力する価値のあることに努力すれば、必ず願いは叶いますよ。
頑張ってくださいね。エールを送ります。
補足
こんにちは。読んでくださってありがとうございます。
『想いを伝える』ことが難しいと感じていらっしゃるのですね。
ご自分で書いていらっしゃるように、頼んだりすることが
苦手とのこと。感情や想いを言葉にするのも同じかも
しれませんね。
これは一つのご提案ですが、想いや聞きたいことを
紙に書いて見てはいかがでしょう?
これは、ご自分の気持ちの整理にもなりますし、
客観的にも考えられます。
また、それをお持ちになってお話なさってもいいのでは?
その時は、「上手く言えるかわからないので、書いてみました」
と、率直におっしゃると、相手の方も理解しようという気持ちで
聴いてくださるのではないかと思います。
あなたが『何か』を得ようとなさる限り、失うものはないと
思います。応援しています。
評価・お礼
fj_passさん
暖かい言葉でのアドバイスありがとうございました。
「想いを伝える」・・・非常に難しそうですね・・・。あまり重くなってしまうと相手にも負担がかかってしまうので、あまり重くなるような話し方を先に身につけないといけないのだろうと思います。
応援ありがとうございました。がんばってみます。
回答専門家
- 渡部 真由美
- (ビジネスコーチ)
- オフィスシエン 代表
成長とやりがいを心から支援します。
「人は自分がしたいこと、なりたい自分がわかったら、もっと幸せになれる」「したいことをする能力も持っている」私はそれを信じ、実感できる仕事に喜びを感じています。コーチと日本航空の国際客室乗務員他の経験を活かした研修の両面から全力で応援します。
欠点克服より、強みを活かす
こんにちは、コーチング・アイの味村です。
同期のライバルに先に昇進され、納得がいかないのですね。
欠点を克服して、キャリアップの方向性を見出していきたいということですが、完璧な人というの
はいませんし、欠点のないリーダーというのも存在しません。
むしろ、ひとつくらい欠点があったほうが愛嬌があるくらいです。
多くの場合、欠点を克服するよりも、自分の強みをいかしていったほうがうまくいきます。
また、リーダーになると、自分からコミュニケーションをとっていく場面が多く求められます。
事業計画、予算管理や労務管理の他、部下の育成指導、チームをまとめる力、新しいやり方や工
夫、問題解決などさまざまな能力が必要とされますが、そのどれもがメンバーの協力なしには
成り立ちません。
人に何かをしてもらう事が苦手だということですが、部下にリクエスト(○○して欲しい、○○し
ないでください)をできることも重要なポイントです。
まずは、関心をもって相手を観察する。
周りをよく見て、気がついたことや感じたことがあったら、自分から声をかけてみましょう。
「今日は、早いね」「髪型変えたんだ」「最後までやりきったね」
「君のあの言葉にとても励まされたよ」
相手を認める、尊重するところから始めてください。
あなたが変われば、周りの評価や見方も変わります。
評価・お礼
fj_passさん
具体的なアドバイスをありがとうございました。
もちろんこれまでも職場の人たちを尊重してきましたが、あまり言葉にしてこなかったかも知れません。慣れないことなので難しいですが、努力してみたいと思います。
どうもありがとうございました。
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