対象:住宅設計・構造
ハウスメーカーで住宅を建てる場合、住宅ローン開始まで(住宅引き渡し)にいくらかは現金を用意しておかなければいけないと、いろいろな雑誌に書いてあるのを見たのですが、実際に建築総費用の何割かは用意しなければいけないのでしょうか?
もちろん住宅メーカーによっても異なるかと思いますが、仮に総費用3,000万の住宅の場合は、引き渡しまでに現金をどのくらい用意しておいた方がよろしいでしょうか?
宜しくお願いします。
補足
2008/07/22 12:51ご返信有難うございました。
自己資金200万円ぐらいということなのですが、工事着手時、中間時、引き渡し時にそれぞれ現金が必要で、金額は合計でおおよそ建築総費用の3割程度と住宅関連誌にありますが、これは一般的なのでしょうか?
宜しくお願いします。
macマックさん ( 東京都 / 男性 / 35歳 )
回答:3件
住宅建築の費用内訳
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
、
建築の費用って、具体的にいくらかかるかなかなかわからないものですよね。
かといって、住宅展示場なんかで聞いてみると、いろいろ調べてみないとわからないとか言われ、まだその会社で決めてもいないに突っ込んで話され、ツイツイ聞きづらくなるもんです。
で、ご質問の件ですが、一般的な費用内訳を記します。必ずしもこれが正しいと言えないかもしれませんので、必ずご確認くださるようお願いします。
まず、建物本体工事以外もの
屋外給排水工事
ガス工事
外構工事(門、塀、駐車場の工事)
地盤改良工事(地盤調査による)
カーテン・居室照明工事
エアコン
現場対応仮設工事(ガードマン等の費用)
解体工事(既存の建物の取り壊し)
などがあります。
これらは、いわゆる付帯工事費用でローンで充当が可能です。
この他に諸費用と称するものが
建物登記料(滅失、表示、保存登記)
住宅ローン費用(申込事務手数料、保証料、抵当権設定費用等)
契約時印紙代
などがあります。
これらは建物の大きさやローンの借入額によって金額が異なります。
現金が必要なものは、メーカーとの契約の際の契約金と、諸費用が最低限は必要かと思います。
例えば、契約金は100万円とし、諸費用を60万円から100万円ぐらいで考えておけばいいかと思います。
ですから、ローンは2800万円ぐらいで自己資金は200万円程度という感じです。
最終的には、メーカーの担当者に必ず確認されて下さい。
以上、ご参考になれば幸いです。
*不動産購入&住宅建築サポート受付中! 詳しくはこちら
補足
住宅建築の費用 その2
追記でのご質問の件ですが、建築費の大半を住宅ローンで充当する場合はそれぞれの会社によりますが、中間金の意味合いで住宅ローンの一部をつなぎローンで充当して、中間金とする場合もあります。
先ほど掲載したコメントは自己資金が一番少ない場合の想定でお伝え致しました。
資金の都合がつくようでしたら、自己資金で充当できる金額を請負会社に伝えて、協議してはいかがでしょうか?
支払方法は契約される会社との協議によりますので、できるだけご自身の都合を主張されることをお勧めいたします。
以上、ご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
「納得」と「安心」の住まいづくりを中立的立場でサポートします
生涯に一度とも言える住宅建築や不動産購入の場では「失敗したらどうしよう」と不安に思う方が多いものです。お客様が「夢」を安心して実現できるよう、業界での30年以上の経験を活かし、「納得」と「安心」の住まいづくりを中立的立場でサポートいたします。
寺岡 孝が提供する商品・サービス
【面談&オンライン相談を選択可】2戸以上の投資マンションを売りたい方、必見!
契約前に住宅メーカーや建築家の設計・見積が適正なものか中立的なプロがチェックします!
住宅ローン開始までに必要な現金
アトリエイグレックの佐野と申します。ハウスメーカーの一般的な支払い条件は、契約時、着工時、上棟時、完成引渡時と4回に分けることが多く、10%-30%-30%-30%だったり、25%ずつだったり各メーカーまちまちです。仮に総予算3000万とすると2100〜2250万くらいとなります。しかしこれはあくまでも原則ですべてのひとが自己資金だけで建てるわけではないので、住宅ローンの融資実行時期にあわせた支払い条件にしたり、契約、上棟100万円ずつで残りすべて完成引渡し時というところもあります。合わせられない場合は融資実行まで短期の借り入れ(つなぎ融資)を行っています。
銀行によっては、建築確認取得後すぐに全額融資実行してくれるところもあったり、建物が完成し登記、抵当権設定がおわらないと融資が実行されなかったりとまちまちです。住宅ローンの融資実行時期を把握し、ハウスメーカーの営業担当と良く打合せをしてからの契約をおすすめいたします。
回答専門家
- 佐野 靖
- (建築家)
- アトリエ・イグレック1級建築士事務所 所長
住む人の夢を実現し、安心を提供する。それが設計士の仕事です
『何ができるか?』ではなく『何をしたいか?』をまず伝えて下さい。クライアントの夢を様々な条件を加味し具現化することが設計士の仕事と考えています。家はそこに住まう人々と共に変化していくものです。空間としての家作りをご提案いたします。
横山 彰人
建築家
-
融資実行までの必要な資金
融資実行の時期は銀行によって違います。 住宅が着工してから完成まで一般的に着工時、上棟時、完成引渡し時の3回か、上棟時から完成時の間に1回支払い日をもうけ、計4回の場合が多いようです。
総工事金額が3000万であれば3回であれば2000万必要ですし、4回なら2250万ということになります。
引渡し時まで着手金200万であとは全額引渡し時というのは、それだけ工事をする側がリスクを背負うことにもなり、また資金的な体力がないと厳しいでしょう。
ローンが出るまでのつなぎ融資ということも可能ですが、最近は保全する資産がない場合は出さないケースが多いようです。
銀行とよく話をすることによって、着工時と完成時の2回になったケースもありましたから相談したらどうでしょうか。
分らないところがあれば、事務所にご連絡ください。 横山彰人
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A