対象:一般歯科・歯の治療
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3ヶ月前くらいに急性歯肉炎を起こして、激痛が走り、大学病院で治療を受けました。応急処置として奥歯を少し削りました。1ヶ月くらい経ってから、まだ痛みが完治しないので再び同じ病院を来院したところ、一つ前の歯が今度は腫れているということでした。奥歯を削ってしまったために、歯並びが変わり、かみ合わせると1つ前の歯に合ったってしまうのです。ちょうど当たる下の歯は銀歯なので、銀歯を今は少しずつ削っています。上の歯は自分の歯なので削らないほうが良いということです。大学病院のためとても込み合い、月に一度くらいしか予約が取れず、少しずつしか削らないので、いつになったら治るのか不安です。最近では物をまともに噛めません。自然にかみ合わせるとまず痛みのある歯に当たり、他の歯は数ミリくらい隙間があります。治療としてはどのような方法があるのでしょうか?また保険に入っていないので、実費での負担になりますが、いくらくらい掛かりますか?最後にレントゲンなどの検査はできれば受けたくないのですが、受ける必要はありますか?
ヒデフミさん ( 東京都 / 男性 / 38歳 )
回答:4件
歯肉炎とのことですが
文面から根の先に膿がたまる所謂根尖性歯周炎の可能性がうかがえます。診断にはレントゲン撮影は必須です。国民健康保険等へ加入のうえお近くの歯科医院への受診をお勧めいたします。根の先の病気のため歯が浮き上がっていて上の歯と当るだけで根の先の病気を刺激して痛むのではないでしょうか。
治療費は医療機関によって保険外診療の価格設定が異なりますので個々にお問い合わせ下さい。お食事ご不自由でお気の毒です。お大事になさってください。
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ヒデフミさん、セカンドオピニオンをおすすめします。
まず、? 3ヶ月前からの痛みが完治しない
? 1ヶ月に一度の診療で不安
? 最近では、物をまともに噛めない
とのことで、大変不安な事だったかと思います。
大切なことは、まず患者様と医者が信頼を築くことではないでしょうか。
治療に対する充分な、説明と同意(インフォームドコンセント)のためには、
問診時に、歯科に対する質問や考え方を伝えていただき、充分納得した上で、
治療を受けてください。そのためには、診査、診断がとても大切ですね。
レントゲン検査についてですが、ヒトが1年間に受ける自然放射線量に比べると、顎全体を撮影するパノラマ撮影や、口の中を部分的に撮影するデンタル撮影での影響は少ないと言えるでしょう。とは言え、少ないほうがいいわけですから、最近ではデジタルレントゲンで撮影すると、通常のフィルムを使った場合に比べ、約1/6〜1/10の放射線量とされています。また、防護用の鉛の入ったエプロンを着用して撮影します。
治療ですが、まず痛みが出た原因を考えましょう。急性歯肉炎であれば、例えば、食べ物がつまりやすいとか、奥歯ですから親知らず(第3大臼歯)の影響とか、思い当たることはないでしょうか?治療としては、急性症状を取り除いた後通常の歯科治療をしますが、通常の噛み合せの処置で症状が改善しない場合、参考までに当院ではオーラルバランシングセラピー(オバセラ)という新しい治療法のご提案をしています。痛くなく安心できる治療です。
アメリカやヨーロッパの国々に比べて、日本の歯科治療費は大変リーズナブルになっています。日本でも、自由診療は認められており、必要な場合は担当医に治療計画書やお見積書を出してもらい、それを充分考えてから、治療を選ばれてください。
早く痛みが楽になることをお祈りします。
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晝間 康明
歯科医師
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歯肉炎,噛み合せの変化に対する治療について
こんにちは,晝間康明(東京都立川市ひるま矯正歯科)です.
矯正歯科専門医の立場でお答えします.
**急性歯肉炎に対して
急性歯肉炎を起こした部位に対して奥歯を少し削る処置は,食べ物を咬んだ時に加わる奥歯に対する負担を軽減させ奥歯を安静化させる処置であると思われます.
しかし,急性歯肉炎が起る一般的な原因は,歯と歯肉の境目で細菌が増殖し細菌感染が原因です.したがって,歯を削る事によって歯肉炎は一時的に改善されるものの,根本的な改善にはならないと考えられます.
歯肉炎の改善を行なう場合,すでに付着してしまった細菌を専門の器械により丁寧に取り除いてあげたり,細菌が付着しにくい環境をつくってあげたり,患者さん自身が適切な歯の磨き方ができるようになる歯磨きの指導が必要となります.また,一度きれいにしたからと言って歯肉炎が再発しないとは言えず,定期的な歯のメインテナンスが必要となります.
**かみ合わせの変化について
歯は,噛み合せる時に全体の歯が均一にバランス良く噛む事で効率の良い働きをする構造となっています.しかし,一本歯が無くなったり歯が欠けたりすると周囲の歯や対合する歯(上顎の歯であれば下顎の歯が対合する歯)に負担をかけたり,物を咬んだ時に噛めない部位が出てきたりします.したがって,現在の噛めない状態を改善するためには部分的な対応では安定した噛み合せをつくることは難しく,全体的な噛み合せの治療を行なう必要性があるかもしれません.
全体的な噛み合せの治療には,現在修復されている歯(詰め物やかぶせ物が入っている歯)の調整や矯正歯科治療などが考えられます.
スペースが不足しているため,以上を回答とさせて頂きます.
その他,御不明な点があればお気軽に御尋ね下さい
山内 浩司
歯科医師
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ヒデフミさまへ 大切になさってください
現在は、お痛みに対する対処療法のみ行なっていただいているのですね。歯周病、咬合性外傷、根尖病変、歯根破折など、色々な原因が考えられますね。
レントゲン検査に嫌悪感をお持ちのようですが、やはり、診査・診断の上では必要な事です。出来れば速やかに確定診断をしていただき、原因治療を施していただくべきと考えます。
原因を除去する事により、症状が消え、歯が良い状態で保存出来き、良い噛み合わせに戻るとよろしいですね。
写真は、上がデンタルサイズのレントゲンで、健康保険の点数では48点、すなわち480円です。下は口腔領域を1枚で写せる断層撮影のオルソパントモです。317点=3170円です。治療費の目安にされるとよろしいかと存じます。
(現在のポイント:-pt)
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