どうすれば

私のお客様に、工務店の社長がおられます。
ふだんは、経営戦略や営業戦略について、アドバイスをしているのですが、結果、営業マンを採用することになり、社長の要請で、面接に同席したことがあります。

そのとき重視したのが、まず人間性、次に住宅業界での経験や建築の専門知識です。

「人間性」は、住宅の営業なので特に、「お客様のニーズや悩みを聴きだし、共感することができる親切さをもっていそうか」ということと、なおかつ「一生1回の大きな買い物をしようとするお客様から、信頼してもらえそうなまじめさが見えるか」ということ、さらに「なかなか受注が取れなくても、あきらめず営業活動を続けられそうな粘り強さをもっていそうか」を、見るようにしました。

どれも、「話すのが上手か下手か」とは、関係がないことばかりです。
むしろ、あまりぺらぺらしゃべると、かえって「営業トークばかりしてうんざり」、「うさんくさい、信用できない人」と、お客様に受け取られかねません。

じまじろう様は、コミュニケーションに自信がないために、面接でカチカチに緊張してしまい、ご自身の親切さやまじめさ、熱意を、うまく伝えることができていないのではないでしょうか。

経営者や採用担当者は、おしゃべりな人を求めているのではありません。
性格がよくて、やる気のある人を、求めているのです。

こんにちは
コミュニケーションをとることが苦手ということ。

しかしやりたい仕事は持っている。
これは自分の夢なんですよね。

ちょっとだけ私自身のお話をお伝えさせて下さい。

私は今、プロのコーチとしてコミュニケーションについて指導する立場にあります。
しかし以前は技術職、いわゆるエンジニアでした。

そのころは正直に言ってコミュニケーション下手。
特定の人とは話しができますが、初対面の人などとはうまく話ができませんでした。

ではどうしてここまで来れたのか?

それは「自分はプロとしてコーチングをやっていくんだ!」という目標があったからです。
その目標を達成させるためには、この技術を「訓練」しなければ、と必死になりました。

そう、コミュニケーション力は「訓練」で磨くことができるのです。

でも訓練なんて・・・
そう思うかもしれません。

では一つだけ質問させて下さい。

じまじろうさんは、自分がやりたいと思う仕事を、訓練すればどうにかなるコミュニケーションのことであきらめてしまいますか?
それを磨こうともせずに、その手前であきらめてしまいますか?

今、じまじろうさんに必要なのは
「その仕事を本気でやろうと思っているのか?」
という熱意だと私は感じました。

もう一度お伝えします。
コミュニケーション力は訓練で磨くことができます。

東京であればそういったものを訓練するセミナーは調べればたくさんあるでしょう。

ぜひもう一度自分の心に耳を傾けて下さい。
本当にそれがやりたいのか、あきらめるのかを。