新築の土地に竹が生えてきました。

ご質問ありがとうございます。
お住まいの周辺に、切れた根が点々とあったとのことですが、しっかりすべてを根切りしていれば大丈夫です。ただ、竹の新しい芽があったとすれば、ご心配されるお気持ちはもっともだと思います。早い段階で、どのような処理をしたのか、施工業者に施工記録を見せてもらう必要があるはずです。その点についての資料がなく、新しい竹の芽の存在が確認できるなら、当然、施工会社の責任で調査と対策をさせるべきでしょう。

竹が生える土地には理由があります。竹は根を深く張らずに横に広がります。地震の時には竹藪に逃げ込めば安全と古来言われて来たのは、竹の根が横に広がり網の目状態になるからです。竹藪がある土地は地下水位が浅く、根が深く入る木は育たないからです。土地の湿度がかなり高い場所と考えて下さい。建物の耐久性を左右する湿気を排除するようにして下さい。床下換気は第一に考えて下さい。換気口廻りには物を置かない事。建物の周囲をクリアにして、日の当たりや風の通りを良くする事。間違っても建物の側に物置は造らない事。
竹の根では建物の基礎を破壊する力はありません。建物の側に木を植えて木の根が大きくなって基礎を破壊した例は多々ありますが、竹の根が基礎の下を潜って床下に生える例は幾つか見ています。
和室の床板を剥がして時々、点検して下さい。 あまり広がるのは良く無いです。
以上です。 ２０１４．６．５ 中舎重之