対象:住宅設計・構造
回答:2件
私も実感がありますね
ケンブーさん
はじめまして、KEIZO ARCHITECT OFFICEの八納(やのう)といいます。
同じ広島在住ということで嬉しく感じています。
さて、市電沿いに家を建てるということですが、僕も市電に慣れ親しんでいる
ので、その気持ちお察しします。
エリアにもよりますが、防火地域なら木造が難しいのでコンクリートによる
防音も1つの選択肢だと思います。もし準防火地域などであれば、木造でも最近
防音性能を上げた形で家を作ることも出来ます。
私の事務所は南区翠町の比較的車の多い道路沿いにありますが、木造で防音性能を
上げたときの感触もつかめるかも知れませんので、興味がありましたらいつでも
メールください。
後、気になるのは市電による家のゆれですね。
参考になりましたら幸いです。
八納啓造 拝
回答専門家

- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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防音対策で、私の知っていること。
こんにちは。シーズ・アーキスタディオの白崎です。
遮音に対しては一般に質量則がはたらきます。つまり、遮るものが重いほど有効です。
ですから、建材の中でもコンクリートはとても有効です。
音は波の特性を持っていますから、回折します。通り沿いだけ遮っても音は回りこんできますから、全部コンクリートで囲いたいくらいです。
予算の関係で木造部分が多いとしても、サイディングの外壁ではなく30ミリほどのモルタルを塗ることが有効です。
外壁の中に吸音材であるグラスウールやセルローズファイバーを入れることで、音を遮れると誤解されることがよくあります。
吸音とは、音源が跳ね返ってこない度合いであり、遮音とは音がその素材を通ってくる間にどれだけ損失されるかの度合いを言います。
上記の吸音材は、空気の伝播音、高い周波数の音には有効ですが、低い音やドスンという振動音、レールから地面に伝わる電車の駆動音にはほとんど役に立ちません。素材が軽いからです。
できるだけ建物を重くしてください。
それからガラス窓ですが、ペアガラスは防音にはほとんど効果がありません。これも誤解されがちです。有効なのは2枚のガラスを接着させる「合わせガラス」。それも合わせるガラスの厚みが違うと効果が上がります。
防音対策は一般にかなり難しく、絶対大丈夫というのがありません。
できるだけのことを、という観点から以上のアドバイスをさせていただきました。
回答専門家

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ケンブーさん
市電のゆれ
2008/03/27 23:17八納様、ご回答ありがとうございます。
実際の建築予定地は、皆実町の準防火地域で木造3階建てです。ご近所ですね。
木造で防音性能を上げた方法はなにがありますか?基礎はベタ基礎のコンクリですが、市電のゆれ対策にはなりませんか?
ケンブーさん (広島県/33歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
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