対象:矯正・審美歯科
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Re:親知らずの関係で噛み合わせにズレが生じることは
ご心配ですね。親知らず等の関係で歯並び(噛み合わせ)にズレが生じることは、残念ながら時々見られることです。
但し、年齢(28歳)から察すると、歯列矯正を始める時点で親知らずの萌出、形態は完了していたと思われること、
および、担当矯正医が矯正治療のために特に親知らずの抜歯を指示しなかった点などから、親知らずが原因で
歯並びにズレの再発(後戻り)が起こったとは言えないかもしれません。
さて、この場合、歯並びにズレの再発(後戻り)の程度によって対応を考える必要があります。
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1.後戻りの程度が小さく、現状をこれ以上悪化させず維持できればよいもの→ 現状の模型を作り、いわゆるマウスピースを作り使用します。
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2.後戻りの程度がやや大きく、ズレた歯並びを元の状態にもどしたい場合 → 模型上で歯を分割して正しい歯並びを作りそれに合わしたマウスピース様の装置を作ります。
動かす範囲がやや大きいときはソフト(柔らかい)プラスチック材を用います。
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3.後戻りの程度が大きいく、ズレた歯並びを元の状態にもどしたい場合 → 前歯などのズレた部分の前後5〜6本にブラケット(各歯に付ける装置)を部分的に付け、
6ヶ月から1年程で矯正し直します。外から見えない舌側矯正でも可能です。
まず、矯正された矯正歯科医に相談して、診断してもらった上で適切な方法を選択して下さい。
私の説明が参考になれば幸いです。
部分矯正 http://www.aoyama.or.jp/bracket_place.html
舌側矯正 http://www.aoyama.or.jp/lingul.htm
青山審美会歯科矯正クリニック (渋谷駅・表参道駅)
回答専門家
- 小谷田 仁
- (東京都 / 歯科医師)
- 医療法人社団審美会 青山審美会歯科矯正クリニック
約30年の実績による舌側矯正と審美矯正。質の高い治療に努めます
東京都渋谷区にある、矯正歯科・審美歯科・歯列矯正の専門医です。 特に舌側矯正(裏側矯正)に関しては、開業医としては日本で初めて全面的に臨床に取り入れ症例数4400件以上(1980年1月~2011年1月)を超えています。確かな技術と安心の提供に努めています。
晝間 康明
歯科医師
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矯正歯科治療後の親知らずによる歯並びのズレについて
T/Hさんこんにちは
東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
親知らずは専門的には第3大臼歯と呼び18歳から25歳くらいまでに萌出する場合が多いものの,元々親知らずが存在しない症例や,存在するものの顎骨の中で横を向いていて萌出する事が出来ない症例など様々です.
矯正歯科医は歯を動かす矯正治療(動的治療)後の保定期間(リテーナー装着期間)中に親知らずが萌出する症例をしばしば経験しております.また,親知らずの萌出により奥歯の噛み合せが崩れてきたり,前歯のデコボコや捻じれ(叢生)が現われる場合(歯並びのズレが起る)も経験しています.
したがって,矯正治療後の噛み合せを安定させ維持しておくために矯正治療開始前に親知らずの抜歯が必要か否かの検討を行い治療方針に加えておきます.しかし,全ての親知らずの萌出が歯並びにズレを生じさせるわけではないため,親知らずの萌出状態を観察しながら必要であれば適切な時期に抜歯する症例も多くあります.
T/Hさんの場合は,担当の矯正歯科医が親知らずの萌出により悪影響を与える可能性があまり無いと判断され完了された症例と推察致します.
親知らずの萌出とともに歯並びにズレが変化してきたとお感じになられるのであれば,まずは担当の矯正歯科医に御相談されるのが良いと思います.その場合,歯並びのズレが前歯に限局していて全体的に安定してるのであれば,歯並びのズレの原因となった親知らずを抜歯し前歯に部分的な矯正装置やマウスピースのような矯正装置で改善する事も可能であると思われます.
一方,歯並びのズレが大きかったり,奥歯のズレが大きく噛み合せに影響をあたえている場合などは全体的に装置を装着する必要があるかもしれません.
まずは担当の矯正歯科医に相談すると良いでしょう.
当院の矯正歯科質問コーナーも参考になさって下さい.
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