離婚時の慰謝料および養育費などについて

かつさん、こんにちは。
弁護士の水嶋一途です。

ご出張で全国を飛び回っているとのこと大変なことと思います。
かつさんからすれば、ご家族を養うために懸命に働いておられたことと思いますが、
奥様からすれば、なかかな家に帰らないかつさんに不満が募っていたのかもしれませんね。

ご質問にお答えすると、離婚の際に取り決めなければいけないことは、
婚姻期間中に夫婦で築いた共有財産の分配(財産分与)と養育費の問題と、
あとは離婚原因によっては慰謝料の取り決めも必要です。
財産分与については、名義の如何にかかわらず、また財産ばかりでなく負債についても分配します。
分与割合は原則として折半です。
かつさんのケースでは、財産分与の対象となるのは、ご自宅と住宅ローンですのでそれぞれ折半することになります。具体的な分与の仕方については奥様と相談するしかありません(売却して残った資産、または負債を折半するとか、一方が自宅を取得する変わりにローンも全額負担するなど)。
養育費については、8万円〜10万円程度、また離婚に際する慰謝料の相場はおおむね300万円程度とお考えになるといいでしょう。

しかし、2人のお子様はまだ小学生ですから、まだまだご両親ともに身近で必要とすることが多いはずですし、離婚をするにはものすごくエネルギーのいる大変なことです。
不倫問題が事実無根であり、かつさんに、奥様、お子様への愛情が残っているのであれば、根気よく奥様とよく話し合い、誤解を解くなどして円満な家庭を営む方向で努力することも考えられてはいかがでしょう。
差し出がましくなってしまい申し訳ありませんでしたが、少しでもかつさんの参考になれば幸いです。