対象:会社設立
回答:1件
近藤 総一
行政書士
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電子定款の概要と認証の流れ
【1】電子定款について
いままでの「定款」は、ワープロで作成し、それを印刷して、「紙」で認証を受けていました。
電子定款では、ワープロで作成するまでは同じですが、そのデータをフロッピーディスクへ保存して、その保存されている「データ(電子文書)」で認証を受けます。
つまり、認証を受けるものが「紙に印刷された文書」か「データ(電子文書)」の違いになります。
ただ、「紙に印刷された文書」だと「印紙税(4万円)」がかかりますが、「電子文書」だと、これがかかりませんので、節約になります。
【2】認証を行う手続について
紙での認証と異なる点は、
・定められたソフト等を使用…【3】参照
・フロッピーディスクを提出
・指定公証人の認証に限られる
などとなっています。
[参考]指定公証人(日本公証人連合会)
http://www.koshonin.gr.jp/de.html
【3】電子定款はだれでも作成できるかについて
結論から申しますと、誰でも作成が可能です。
ただし、電子定款の作成には、[参考]のようなソフト等が必要で、パソコンやワード等を除いても約7万円かかり、節約される印紙代(4万円)以上のコストがかかります。
ですので、一般的には専門家に依頼するか、紙での認証を受けます。
[参考]必要な環境
・パソコン(Windows)
・ワード等
・Adobe Acrobat(スタンダード版)…35,800円
※Adobe Reader(無料)ではありません。
・電子署名をするためのソフト…約15,000円〜約19,000円
・電子証明書…18,000円
なお、雫行政書士法務事務所(http://www.shizukujimusyo.com)でも、ご自身で作成された定款の認証の代行を行っていますので、必要に応じてご利用いただければ幸いです。
以上が回答になりますが、ご不明な点やご質問がありましたら、ご遠慮なく、もう一度ご相談ください。
(現在のポイント:-pt)
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