高齢の飼い主と犬のしつけについて

外飼いの10ヵ月の犬であれば致し方ない面もあり、一般の飼い主さんであれば、しつけ教室などに通われて、飼い主がしつけ方を学ぶことをアドバイスします。

訪問のレッスンも、多くは教えられた内容を次回までに飼い主がトレーニングする必要があります。

いずれにしても、飼い主様の年齢などを考えるとそれは無理と思います。

かといって一般の訓練所に預けてうまく行くとは思えません。

一番いいのは介助犬などのトレーニングに詳しい訓練士に預けることだと思います。
（その場合は室内飼いをなさることが条件にはなると思いますが・・・）

ただ、福岡にそうした方がいるかどうかもわかりません。

まずは、福岡にはJAHA認定のインストラクターが数名いますので、そちらに相談なされることです。

本人たちがその役を買って出るかもしれません。ネットワークでそうした方々を知っているかも知れません。

ぜひ問い合わせてみてください。

とっても元気なワンちゃんのようですね。何しろまだ10か月です遊びたくて仕方が無いのでしょう。犬小屋でなく縁側で寝るのは、少しでも家族のそばにいたいからではないでしょうか。

現状ではこの若いワンちゃんのエネルギーを発散する機会が少し足りないように感じます。もちろん、要求吠えや甘噛み(以上？)などの行為は基本からしつけ直さなければならないと思います。でも、強い欲求不満の状態ではなかなかうまくいかないと思います。
もし、ご両親がお散歩に行くのが難しいようでしたら、ペットシッターさんや、ご近所の犬好きな方にお願いして、週に3〜4日だけでもたっぷりお散歩してもらえないでしょうか？
散歩時の引っ張りが心配でしたら、最近は引っ張り防止のハーネスや、ヘッドカラーといった道具もあります。これらは弱い力でも犬のコントロールができるので使い方を心得ればお散歩での心配が和らぐと思います。

おもちゃを食いちぎってしまうそうですが、「食いちぎる」遊びが好きワンちゃんなら、いつでも存分に食いちぎられるおもちゃを与えておいて下さい。いらなくなったタオル・靴下・ロープなどでも構いません。(ただし、食べてしまうようならNGです)
お父様の足が不自由だということですが、モッテコイ遊びを覚えてくれれば、人は動かなくても犬に運動させることが可能ですよ。

それから、犬というのは運動だけではなく頭を使うトレーニングによっても満足感を得てくれます。人との関係も良くしてくれます。

基本的なしつけに加え、犬に頭を使わせるコツ、ご両親の環境・状況に適した遊び方なども併せて指導して下さる専門家に相談されるといいかと思います。

P.S 上記に紹介した道具ですが、使い方に少しコツがありますので、利用したい場合はその使い方も指導してもらって下さい。