対象:心の病気・カウンセリング
数年前におでこに脂肪腫が出来た時、病院で脂肪腫と診断される前にネットで色々と調べ、癌かもしれないと心配になったのをきっかけに、それから毎日どこかしら痛くなり「癌かも」と心配になります。
子宮、乳、肺、肝臓、喉、腸、皮膚、爪、目…至る所に不調が起きて、その度に癌が心配になり気が滅入り、病院に行ける時は検査に行って安心しては…他の場所が痛い…の毎日です。
精神科や心療内科に行ったことはありません。
とにかく病気の事ばかりを考えてしまう毎日に疲れてしまいました…どうして良いのかわかりません。
くまままさん ( 北海道 / 女性 / 43歳 )
回答:1件
病気不安症である可能性が高いと思われます。
ちょっとした身体の不調を、何でも癌ではないか?と結び付けて心配になって精神的にまいっておられるようですね。
本来であれば、自分の身体に気を配り、不調があれば気になり心配するのは当たり前の事でありますし、ましてや癌は怖く感じるのも自然な感覚です。
ですが、気にし過ぎるあまり、正常な状態であぅたものが段々自己暗示の様に実際に不調になるような症状は「病気不安症(以前は心気症)」と言い、精神科や心療内科やカウンセリングで扱われる心の問題の病気とされています。
元々心配性な所がおありだったりしましたか?
そのような場合、お母様が元来心配性な所があり、その影響で些細な事でも拡大して捉えてしまい、過剰に不安を覚えてしまう心理状態が出来あがってしまうことがあります。
要は過保護な生育歴があり、親子関係の問題や自立の課題が裏の背景として潜んでいたりすることになります。
何か心当たりがあったりしますか?
以前はそのような傾向は無く、最近の脂肪腫が出来た事がきっかけであったとしたら、何かしらのストレスが過剰にかかり、脳が一時的に混乱し、妄想的な想像やそれにより過度に不安感が駆り立てられる状態になってしまわれているのかも知れません。こうした場合は抗ウツ薬などの服用が効果的な可能性があるようです。
コロナ禍でもあり、健康的な人でも過剰にストレスがかかる日常生活でもあるでしょうから、誰しも人ごとではありませんね。
安心出来る様な人間関係が非常に重要となって来ると考えられます。
ご家族やご友人に心配ごとを話すのは、人によっては抵抗があったり、遠慮する気持ちを持たれたりする事もありますが、今は出来れば安心感を持てる事が最優先だと思われますので、不安を外に伝え、共感してもらえる様な環境が望ましいと思われます。
今一度振りかえって考えてみて、癌以外で、何か気にかかる出来事や人間関係上の変化などは無かったものでしょうか?
身体の不安は表面的なものであり、深層には向き合わなければならない真の心の問題やあなたの無意識的な「想い」が存在していたりする可能性はあるかも知れません。
単にそうした症状を無くしたいだけなら精神科や心療内科を受診されてみて、
より心の問題とも向き合ってみたいとお考えなら、カウンセリングも併せてお受けになられてみてはいかがでしょうか?
評価・お礼
くまままさん
2021/05/05 21:28この度は迅速でご丁寧な回答ありがとうございました。
驚きました。今の自分の状況を伝えただけなのに
母親がとても心配性で過保護だった…と
まさにその通りです。実際にお会いしてカウンセリングを受けたい程です。どうして良いのかわからなく苦しい中、アドバイスを頂けた事はとても心の励みになりました。
少し胸のつかえも取れた気分です。
本当にありがとうございました。
回答専門家
- 堀江 健一
- (東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)
- カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります
2021年公認心理師(国家資格)取得13年間で1万人以上の相談実績を基に、深く人を理解し心のもつれた糸を解きほぐします。恋愛が出来ない、自己否定感、人と接するのが怖い、夫婦間の亀裂など、人間関係全般、アスペルガーの方の社会適応などのご相談。
(現在のポイント:-pt)
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