対象:経営コンサルティング
お世話になっております。
弊社は、今期、コロナにより大きな赤字になります。
弊社は、9月決算で来期の事業計画書を作っています。
(借入のある銀行等にも提出するもの)
売上計画は、損益分岐点以下なので、
役員報酬等を引き下げ、かろうじて、トントンにしようとしています。
ここからが質問ですが、
コロナの影響が少なくなれば、
黒字は見込まれます。
コロナの状況において、
来期の事業計画書は赤字にしてはいけないのでしょうか?
どんな状況においても、
事業計画書は、黒字にしないといけないのでしょうか?
よろしくお願いします。
naratoriさん ( 奈良県 / 女性 / 59歳 )
回答:2件
ご回答
何らかのご提出用の事業報告書でしょうか。
それならば、その提出先の規定に従うことになるでしょう。
あくまでビジネスの計画のための事業計画書でしたら、実態として真に予測できることを記載することになるでしょう。そこには想定が入ってしまうのはやむを得ません。
しかし、予測を外すとビジネスで予想外の損害を受けるのはあなたですから、控えめに検討される方が良いとは思います。とはいっても、融資のための計画書でしたら、控えめばかりでは融資を断られますが。
永遠に赤字の計画というのはおかしいですが、一時的には、赤字の事業計画書もあります。
回答専門家
- 岡田 晃朝
- (兵庫県 / 弁護士)
- あさがお法律事務所
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事業計画書作成につきまして
コロナ禍の中、大変なご苦労をされているご様子、心よりお察しいたします。
ご質問の件ですが、現在お借入れのある金融機関等に対し、来期の事業計画書を作成されるということですね。
コロナ禍で著しく業績を下げている会社はたくさんあります。
その中で、何とか事業を継続されようとする心意気に、敬意を表します。
ご承知とは思いますが、基本的に金融機関は赤字会社には厳しいです。
しかし、今回のコロナ感染拡大における経済的ダメージは計り知れず、政府も時別な経済対策を講じて何とか中小企業の事業継続を支援しています。
恐らく、貴社も各種優遇措置等を利用されていることでしょう。
しかし、そういう支援策を講じても、すぐに業績が好転するわけではありません。
政府も金融機関に対して、コロナ禍による一時的な赤字には寛大な対応をするよう要請しているようです。
ですので、短期的には赤字計画になってしまっても、私はやむを得ないと思われます。
とはいえ、中長期的には改善の見込みがある、というのが条件にはなります。
コロナ禍で売上が低迷し、固定費が重くのしかかり、従業員の給与支払いも重くのしかかっている企業は多いわけで、それを何とか支援するために特別融資や給付金、助成金、補助金を手厚くしています。
貴社も最大限、使える施策は利用されていると存じますが、それを何とか利用していただき、短期的な危機を乗り切ってほしい、ということです。
しかし、それが3年以上経っても改善が見込まれないということですと、銀行も企業ですから債権焦げ付きリスクを回避する方向に走ります。さすがにそこまでのんびり構えてはこないでしょう。
ですので、来期の事業計画書策定にあたっては、短期的には赤字計画になってしまうけれども、企業として収益改善に向け最大限の努力をしているということを、計画に盛り込んでみる必要はあると思います。
一時的な役員報酬のカットや、この機会に無駄な経費を削減すること等、企業として努力をしていることを計画書に盛り込むことで、心意気を金融機関にお見せするのです。
貴社と銀行の関係性はわかりませんが、その思いをぶつけることで、随分変わってくるのではないかと思われます。
コロナ禍で本当に大変な思いをなさっていることと存じますが、どうか踏ん張っていただき再浮上されますことをお祈り申し上げます。
回答専門家
- 寺崎 芳紀
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
介護事業所の開設から運営まで、オールワンでお手伝いいたします
有料老人ホーム施設長・訪問・通所介護管理者・老健相談員、事業所開発等の経験を活かし、2007年7月に弊社を設立しました。介護施設紹介サービスをはじめ、介護事業所の開設・運営支援等を行い、最近では介護関連の執筆活動にも力を入れております。
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