対象:住宅設計・構造
断熱材について質問です。
断熱性能等級4仕様をお願いしたところ、
屋根、壁、バルコニー下:アクアフォーム80mm(236平米)65万円
床:ネオマフォーム25mm(46平米)9万2千円
ガラス、LOW-E複層ガラス(色付き)全窓7万8千円
合計82万円
という見積もりがきました。
この金額が妥当な金額なのか、等級4の仕様がこれで大丈夫なのか素人の私にはまったくわかりません。
自分なりに調べたところ、厚みが足らないような気がします。
急ぎ知識が必要なため、どなたかご指導いただけませんでしょうか。
宜しくお願い致します。
ちなみに標準仕様が
グラスウールt=50mm(外気に接する壁)・スタイロフォームt=30mm(1階床下)
となっております。
にゃんチュさん ( 大阪府 / 女性 / 41歳 )
回答:1件
等級4の断熱材厚み
横浜の設計事務所です。
断熱材厚みは以下のPDFの11ページの表になります。
http://www.flat35.com/files/300200680.pdf
アクアフォームはノンフロンなのでA種3という分類になります。
これは、表の中の断熱材区分はDです。
ネオマフォームの断熱材区分はFになります。
大阪でしたら地域は4~7地域です。
ここの充填断熱工法の欄を見て下さい。
屋根と天井の違いは、屋根面に吹き付けるか、天井裏に吹き込むかの違いです。
ルーフバルコニー下は屋根でみます。
2階にオーバーハングした部分がある場合は外気に接する床になります。
1階の床はその他の部分です。
ぱっと見、どれも足りていませんね。
設計事務所の監理がない場合、知識不足の建設会社(工務店)は下請け丸投げ状態になります。
下請けの断熱材の施工業者はもちろんよく知ってますので、直接に等級4だと念押ししたほうがいいでしょう。
値段はアクアフォームは水発泡なので他の発泡ウレタン(炭酸ガス発泡)よりちょっとだけお高めです。
地域や業者によって違いは出ますが価格的にはこんなもんかと思います。
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
評価・お礼
にゃんチュさん
2016/12/26 14:17ご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。
足りてない状態なんですね。。。
金額面等で色々ありまして、オプション見積もりを依頼したら金額かさ上げの恐れがあったのですが、まさか金額じゃなく断熱材が足らないほうに持ってくるとは思いませんでした。
下請けの施工業者に直接等級4だと念押しするというのは、施工する際に直接現場で言うのでしょうか。
いただいたPDFを確認しながらもっと勉強します。
わかりやすいご回答ありがとうございました
回答専門家
- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
富士北山の木で家を建てませんか
富士の裾野で育った産地直送の天然乾燥無垢材を使って、エコで健康的な家造りをしませんか。無垢材対応金物工法・特殊ビスによる5倍耐力壁で、耐震等級3でありながら風と光が通る大開口をもつパッシブデザインの家がリーズナブルに建てられます。
小松原 敬が提供する商品・サービス
専門的な知識をもって計画しましょう
天然乾燥の地域木材で耐震等級3がとれる木材を産地直送で使用
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A