対象:法律手続き・書類作成
父が亡くなり、私が相続人代表として相続手続きをしていますが、姉は17年間音信不通の状態であり、今回の相続に関しても私たちに一切連絡してきません。
(相続人は、母、姉、私の3人です。)
姉は、銀行から連絡を受け、「預金だけを相続し、不動産(家屋・土地)については分割協議をしない」と言っているそうです。
本来であれば、分割協議が出来ない場合は調停申請を行えばよいのですが、母が高齢(85歳)のため、母の体力・ストレス等を考慮すると、調停申請を行うことが出来ません。
したがって、預金だけを相続手続きし、不動産(家屋・土地)は相続手続き出来ないので父の名義のまま共有財産となります。
不動産の名義が父なので、現在加入している火災保険(建物・家財)は解約せざるおえません。(保険金が支払われることになっても、姉の印鑑が入手出来ない限り、支払われないため)。
又、不動産の名義が父なので、新規で火災保険(建物)に加入することができません(保険金が支払われることになっても、
姉の印鑑が入手出来ない限り、支払われないため)。
そこで、私が保険契約者として火災保険(家財のみ保険)に加入しましたが、「建物」に対する補償はないので、この後の災害等による建物の損傷を考えると不安が大きいです。
姉が不動産(家屋・土地)の相続手続きには応じないので、前述のような方法しかないと考えていますが、何か良い知恵がありましたらアドバイスをお願い致します。
以上
naka/nakaさん ( 広島県 / 男性 / 53歳 )
回答:1件
母上のご意向にもよりますが
この場合、協議で解決できなければ調停によるのがやはり順当な方法と思われます。
(共有持ち分のままの相続登記なら、保存行為として姉の関与なくできると考えられますが、姉の持分が残ってしまうので、問題の解決になりません。)
「高齢、体力、ストレス」等のため、母上を調停に関与させたくない、というのが主たる理由であれば、いずれも母上のご意向にもよりますが、代理人弁護士を選任してご本人の調停手続関与を最低限にするとか、あるいは、貴殿が母上の相続分を譲り受けて、母上は家裁の排除決定を受けて調停から離脱し、貴殿と姉とで解決する、という方法があり得ると思います。
評価・お礼
naka/nakaさん
2016/07/14 09:44早急なご返事を頂き大変ありがとうございました。
先生のアドバイスをもとに母と相談して、対応策を決定します。
何か良い解決策がないかと、インターネットで色々と検索し、一人で悩んでいましたが、
先生のアドバイスにより良い解決方法がわかり、一安心しています。
回答専門家
- 葛井 重直
- (大阪府 / 弁護士)
- 葛井法律事務所
懇切丁寧な対応を目指します。
個人の民事(家事事件を含む)、刑事、法人の法務を取り扱っております。家事事件(相続、離婚等)の取り扱い多数。
(現在のポイント:3pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング