ストレスによる自傷行動と破壊行動
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ペット行動コンサルタントSENDAの千田です。
ストレスによって自傷行動や破壊行動が起こることはよく知られています。原因となるストレスを解消することで解決するならば、それが一番簡単な対処法でしょう。前回の場合は運動不足がストレスの原因だったのでしょう。
ププリさんは、ワンちゃんはお父様が来るのを喜んでいたと思っていたのでしょうが、お父様が本気で噛まれるようなことがあったのであれば、ワンちゃんがお父様にそれほど喜んでいたのではないのかもしれません。また、月に2、3回来るお客様なら許せるけど、毎日来る「家族」としては受け入れられないのかもしれません。
ワンちゃんにストレスがかからないように環境を整えてあげることは大切ですが、生活の全てをワンちゃんに合わせることはできません。ワンちゃんにも人間の生活に合わせてもらう必要があります。
ワンちゃんにお父様が家族であり、その家族がワンちゃんにとっても良い家族であることを理解してもらうために、お父様にご飯をあげてもらったり、散歩に連れて行ってもらったりしてはどうでしょうか?
また、ストレスによって自傷行動や破壊行動を起こすことで関心を得ようとしているのかもしれません。自傷行動が起こった時は、その場を離れるとか、破壊行動が起こるのであれば、ケージに入れるというようなしつけも必要でしょう。
もともと、ストレス耐性の低い性格をしているのかもしれません。私のところではバッチフラワーを使いながら、社会化を進めて、ストレス耐性の高い性格に育てていくことをお勧めしています。本も出版していて、ペットのためのセミナーも行っていますので、参考にしてみてください。
評価・お礼
ププリ さん
2015/09/15 17:19
ご回答ありがとうございます。
父親か犬かどちかを取るしかないのかと悩んでいましたが、コメントを読んで希望が見えてきました。父が良い人だと認識してもらえるように父にも接し方を変えてもらおうと思います。
高齢のため散歩は難しいので、ご飯+ご褒美をあげて良い印象を持ってもらうことにします。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
自分の足を噛み続ける。しっぽの毛を口でむしり取る。家具を噛む。畳やふすまの表面を噛んではぎ取って、それを食べてしまう。くるくる回る。
このような行動が1ヵ月以上続き、明ら… [続きを読む]
ププリさん (静岡県/37歳/女性)
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