対象:子供の教育・受験
回答:1件
母親も一人の人間であるという事
ロダン k k さん、初めまして。
私は医療の専門家ではございませんので、専門的な分析に関しては、そちらの先生方にお任せする事と致しまして、
私の方からは、心・メンタルの部分で「更年期」で起きて来る心理的なものを、自分や周りの方達を通して私が感じて来たものや、又それを通して私が勉強させて頂いた中からのアドバイスになりますので、そこの所をご考慮下さい。
更年期というのは、ホルモンが変わる時期で、特に女性は「閉経」という時期に入りますと、今までの自分の経験には無かった、それまで全く予想できなかった様々な肉体的・精神的変化が訪れる時期になります。
又、丁度その時期の人間は「人生のターニングポイント」に差し掛かります。
例えばそれまで必死に子育てして来た自分や、家族の為に頑張って来た自分がいたのですが、ふと気付くと子供は成人して、それにより家族全体の在り方も変化している事に気付くのです。
その時期に、今まで「母親」や「妻」としての比重が大きかった自分から、「一人の女性」に立ち戻るという感覚に、心理的に変化する時期にもなるのですね。
この時期に精神が不安定になる方や、体調が優れなくなる方が多いのは、
人生がこれから「老い」に向かう不安を少しずつ感じ始める時期であるという事と同時に、
その時期への準備の為に、それまで気付かずに溜めてしまった体や心のストレスが、バランスを取ろうとして「デトックス」を始めるからですね。
それでこの時期に、病気になったり、今までの自分とは違った人格が出て来たりする方が多いのだと思います。
その「デトックス」時期の変化の激しい方というのは、どこか自分が家族の為に「自分を犠牲にして来た」と感じておられる方が多いとお見受け致します。
若い時には知る由も無かった「ご自分の本心」に気付かれて行く時期でもあり、又「ご自分の本音」というものを我慢されて来られた方ほど、その落差が激しく現れて来るのではないかと、私は感じております。
子供から見たら「母親」であり、夫から見たら「妻」である母親も、一人の女性であり、又一人の人間なのだと理解できる家族があれば、その症状は軽いものになるのではないかと、私は考えます。
以上、何かご参考になれば、幸いです。
回答専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年
(現在のポイント:-pt)
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