来客やお散歩時の吠えについて
2007/09/01 00:31初めまして。 質問させて下さい。
チワワ♂ 8ヶ月(去勢済み)の犬がいます。
友人が飼えなくなったので、5ヶ月の時から私が飼いはじめました。家に来た頃は、しつけが全くされておらず、トイレトレーニングもできていない状態でした。
最近では、一通りのしつけ(お座り、お手、伏せ、待て)
を覚えてくれています。
家に来るまでは、お散歩にもほとんど出していなかった
状態で赤ちゃんの時期を過ごしています。
社会化はできていない様に思います。
普段は、サークル(上から布をかけています)の中に、トイレとハウスを入れたものの中で過ごしています。寝る時と私が出かける時はサークル内です。
私がいる時は出していますが、サークル内に入れても大人しくしていられます。
基本的にいいこなのですが、家のチャイムが鳴ると、
私のところに走ってきて、その後、玄関で話し声がすると、ドアに向かって吠え続けます。
郵便屋さんや宅配業者さんが多いので、
入ってもらっておやつをあげてもらうのも難しいです。
無視、空き缶を投げる、吠えない時を探し褒める、を
全てやってみましたが、どれもうまくいきませんでした。
チャイムが鳴ると同時におやつをばらまいても、
恐怖心からか、私の所に走ってきて、おやつどころではないようです。(手からあげても食べません)
チャイム=吠えではなく、誰が話しているのかを聞いてから吠えているので、家族が帰ってきたときは吠えません。
お散歩のときも、すれちがう人には吠えないのですが、
携帯で話しながら歩いている人に吠えてしまいます。
他の犬とすれ違うときは吠えません。
臆病な為、声が怖くて吠えていると思うのですが、
どう対処したらよいのか解りません。
宜しくお願いします。
まりたんさん ( 東京都 / 女性 / 28歳 )
回答:4件
来客やお散歩時の吠えについて
「お座り、お手、伏せ、待て」イコールしつけだと考えられてた時代もあります。それは日本の犬のほとんどが番犬や座敷犬と言った時代の話です。とは言っても、それほど古い話ではなく、つい数年前までがそうだったのですが・・。
しかし、今都会で飼われている犬に対して飼い主が、社会が望む姿は、番犬や座敷犬ではありません。
現在、特に都市部で飼われている犬の望まれている姿は、一緒に仲良く暮らすことができ、どこにでもつれていけて、楽しい時間を共有できる、それこそ家族のような存在でしょう。
そうした犬に育てていきたいのであれば、教えることはたくさんあるのです。
過去の犬に必要が無くて、現在の犬に不可欠、にも関わらずその変化に気がつかず、結果一番欠けているのは「社会化」です。「社会化」を行うためには「社会化」のトレーニング」が必要となります。
チャイムに吠えるのも、お散歩のときに携帯で話しながら歩いている人に吠えるのも、社会化のトレーニングが欠けているからです。
ではどうしたらいいか。
近道はグループレッスンを主体に行っているしつけ教室に通われることです。
そこで、現在におけるしつけとは何か、犬に何かを伝えるにはどうしたらいいかを、飼い主自身が学ばれることです。
お住まいは東京のようですので、よろしければCan ! Do !にお越し下さい。
Can ! Do ! では月2回ほど各会場で、しつけ方セミナーを実施しています。まずはそれに参加してみてはいかがですか?
至近の開催は、9月8日(土)午前10時から行われます。
それ以降のセミナーは
http://www.petcom.jp/event.html
をご覧下さい。
また、クラスのテキストとしても使われている拙著「犬は知的にしつける」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4902584255/
もぜひご一読下さい。
社会化のトレーニング、ピンポンで吠える犬の直し方などが詳しく記されています。
補足
拙者コラム
「Q3:しつけトレーニングをせず無駄吠えだけ直せるか」
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/column/detail/5839
「本やネット情報だけでは、そううまくは行きません」
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/column/detail/11177
「天罰方式が効きません」
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/column/detail/14206
もぜひご一読下さい。
参考になると思います。
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大事なのは・・・
大事なのは「方法論」ではないと、私は思っています。
「一通りのしつけ(お座り、お手、伏せ、待て)」が、大事なのではなく、その子とまりたんさんにとって、どういう意味合いがあり、どの様な効果と結果が期待できるか?
「無視、空き缶を投げる、吠えない時を探し褒める」
そういう事が大事ではなく、まずは、タイミング、そして、それぞれの事象に対する、その子の心理をくみ取ってあげ、その子にどの様に映るか?を考察すること。
「チャイムが鳴ると同時におやつをばらまいても、恐怖心からか、私の所に走ってきて、おやつどころではない(手からあげても食べません)」
おやつに頼っているまりたんさんに一喝したい。おやつよりも、まりたんさんの方が魅力的だと言うことなのですから、それ自体、素晴らしいリレーションシップじゃないですか!?
「物や方法論」も、大事ですが、もっと、チワワ君の行動と心理を観察してあげること。その上で、「物と方法論」が、どの様にチワワ君に映るか?を考察してあげて欲しい。そして、何よりも、まりたんさんが、チワワ君に何を伝え、どうなって欲しいか?強く思い、伝える努力をすることです。
チワワ君とまりたんさんのリレーションシップはとれているのですから、準備は万端!そして、そのサポートをさせてもらうのが、我々専門家だと思っています。
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怖くないと教えてあげて
「チャイム=吠えではなく、他人の声が怖いから吠える。」のなら、他人は怖くないよ、と教えてあげればいいわけですよね?
社会化が不足しているということですから、少しずつ根気よく「怖くない。大丈夫だ」と感じることのできる機会を与えてあげるといいと思います。
たとえばお散歩中。
通りすがりの人には吠えない。声を出してる人には吠える。という現状だそうですので、声を出してる人との距離がどこまで我慢できるのか見極めて下さい。
吠えずにいられる距離で、今できること(おすわり等)を要求し、ずっと褒めていてあげて下さい。
強化するためには、どんなシチュエーションでもコマンドに従うように普段から覚えたことを反復練習しておく必要があります。
怖がりで吠えている犬は、「自分が吠えたからトラブルが回避できた」と学習しているケースも少なくありません。だからこそ「吠えなくても何も起きなかった」「静かにしていたら褒められた」と学習させることが重要だと思います。
色々と情報を集め、実践もされているようですが、うまくいかないようでしたら一度プロに見てもらってはいかがでしょうか?
怖がりな子には逆効果になる罰も少なくありませんので、その子に合ったしつけ法を指導してもらうといいと思います。
今後のまりたんさんとチワワちゃんの為にもきっと得るものがあると思います。
頑張ってください。
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小川 亜紀子
しつけインストラクター
-
タイミングが大切
まりたんさんがおっしゃるように社会化(特に他人に対する社会化)が十分でないのでしょう。
この場合やるべきことが2つあると思います。
一つは、社会化を諦めずに進めること。
そしてもう一つは、他人に対して吠えないように教えること。
まず社会化を進めるためには、できるだけ外に連れて行き、他人からおやつをもらう経験を増やしてください。
ただし、チワワ君がとても怖がっている(=怖くておやつを食べられない状態)ようなら無理に他人に近づけることはしないでください。
その場合は、十分な距離(=おやつを口にできる距離)をとって、他人を見たらおやつをあげるようにしてください。
そして、他人に吠えないように教えるためには、練習が必要です。
今までに「無視、空き缶を投げる、吠えない時を探し褒める、おやつをばらまく」など様々な方法をトライなさったようですが、きっとタイミングが合っていなかったのでしょう。
実際見ていないので分かりませんが、たぶん吠えてしまってから対処しているのだと思います。
どの問題の対処も基本的には同じなのですが、ポイントは「問題が起こってしまったのをいかに止めるか」ではなく''「問題が起こらないようにいかに防ぐか」''が重要なのです。
この「タイミングの差」が成果に大きく関わってくるのです。
このケースでの具体的なタイミングについては、文章だけではお伝えできないので省略しますが、上記の点を気にしながら再度トライしてみると良いかもしれません。
とは言えまだ8ヶ月ということなので、今のうちに専門家にお願いをして具体的な対処法やワンちゃんとの関係作りを学ぶのが一番かと思います。
評価・お礼
まりたんさん
皆様、ご回答ありがとうございました。
「問題が起こってしまったのをいかに止めるか」ではなく「問題が起こらないようにいかに防ぐか」が重要だという点を考えて、犬と一緒に楽しく生活できるよう、頑張ってみたいと思います。
相談してよかったです。ありがとうございました!
(現在のポイント:-pt)
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