一括購入

不動産コンサルタントの森田と申します。
「ｅｔｏ０６６９」様のご質問にお答えします。

一般的に住宅を取得する際には住宅購入資金の一部または全部につ
いて金融機関からの融資を利用して購入するケースが多いでしょう。

この場合には、売買契約前に融資の事前審査を行っているか否かを
問わず売買契約を締結してから融資の本審査の申し込みを行い、そ
の審査が完了した後に金融機関と金銭消費貸借契約を結んでから決
済の場に臨み融資の実行と所有権移転、抵当権設定登記という手続
きになります。

または売買物件が建築中で完成していなかった場合や居住中の中古
物件であるため引渡しまでの退去手続きに時間を要するような場合
にも売買契約締結と決済を分けて行うことが考えられます。

しかし住宅の購入資金が手許にあり金融機関からの融資を受けない
でも決済が可能な場合には一括の購入形態も可能です。

「ｅｔｏ０６６９」様の場合は自己資金を充当してご購入が可能と
いうことになりますのでこちらに該当してきますね。

そこでご質問の内容ですが何か面倒なことがあるかどうかを考えて
みますと次のことに気を配る必要があると思われます。

・売買契約前に物件の細部までよく確認し、気になった箇所があれ
ば補修や改善をしてもらえるのかどうか。

・購入する物件の隠れた不具合は、売主の瑕疵担保責任として一定
期間保証を受けることができる内容なっているかどうか。

・購入資金の内容はきちんと説明できるものかどうか。

両親等からの資金援助については非課税枠が設けられていますが
それ以外の場合には贈与税の課税対象になることも考えられます。

また確定申告をされていないということですので購入資金の問合
せ確認があった場合に所得税の申告漏れを指摘される可能性があ
るといったことが考えられます。

上記はあくまで可能性として考えられることを記述しておりますが、
住宅という不動産の購入は社会的に見て経済活動に該当しますので
購入する側における責任を説明しております。

ご購入後の快適な生活を期待しております。