按分による家賃支払の仕訳記入について

法人・ビジネス税務・確定申告 2013/01/17 01:10

宜しくお願い致します。

今年から個人事業主になりましたが

自分の事業と、アルバイトによる給与があり

その２つの収入を１つの口座で管理しようと思っているのですが

家賃（月に100,000円）で、住居70％:事務所30％と按分したとして

70％（70,000円）はアルバイトの給与分から
30％（30,000円）は事業の売上から経費計上
（支払いは月末に大家さんの口座に振込です）

とするとしたら

仕訳の記入はどのようになりますでしょうか？

あと、こういった場合にはひょっとして
アルバイトの給与は個人用口座でも事業用口座でもなく
また別の口座を設けて給与振込をしてもらったほうが
わかり易いということになるのでしょうか？

maxjoe1005さん（神奈川県 / 男性 / 39歳）

回答：1件

榎並慶浩
税理士

事業とそれ以外は区別するのが望ましいです。

2013/01/17 13:41 詳細リンク

: (5.0)

maxjoe1005さん、初めまして。
税理士の榎並と申します。

ご質問の件、お持ちの口座が事業用口座という前提で
仕訳は下記の通りとなります。

（借方）地代家賃 30,000 （貸方）預金 100,000
事業主貸 70,000

事業以外の支出を事業用口座から支出した場合は、
「事業主貸」という勘定科目で処理します。
逆に、個人口座から事業支出をした場合は「事業主借」
という勘定科目を貸方に用います。

例えば、アルバイト給与は事業収入ではないので、
（借方）預金 ○○○ （貸方）事業主借 ○○○
となります。
この事業主借の範囲内であれば、上記の家賃支払いの
住居部分も「事業主借」で処理しても構いません。
（借入の返済のイメージです）

なお、ご指摘の通り、事業と事業以外の入出金については
口座を分けて管理されることをお勧めします。
管理がしやすくなるだけでなく、ミスも生じにくくなりますし、
税務署に対してもきっちりやっている（特に事業経費を
明確に区分している）という証明がしやすくなります。

口座に限らず、手元資金（引き出した後の現金）についても、
事業用はきっちり分けて管理されたほうがいいでしょう。

以上、回答になります。
ご不明な点がございましたら、コメントいただければ補足致します。
宜しくお願い致します。