対象:生命保険・医療保険
回答数: 4件
回答数: 3件
回答数: 9件
「生命保険の「罠」 後田亨 著(講談社)」を読みました。
売り手の論理で販売する保険業界の姿勢に警鐘を鳴らす本でなかなか読みごたえがありました。この手の本にありがちな「文句ばかり言って終わり」ではなく、自己の反省と、自分の考える「完璧なプラン」も提示されていた点がよかったと思いました。
【完璧な保障プラン(例:33歳会社員の夫、専業主婦の妻、子二人)】 詳細な条件は割愛。現在の保険料や商品内容は当然違うと思います。
(1)NKSJひまわり生命の「収入保障保険」毎年180万円60歳まで、月保険料4,650円
(2)東京海上日動あんしん生命の医療保険「メディカルミニ(現在はメディカルキット)」 入院5千円特定の成人病で診断給付金等、月保険料2,222円
本の内容や、上記保険の云々ではなく、
若いサラリーマン家庭がぎりぎりの家計の中で準備すべき保障は、「収入保障保険」と重病の際の保障に力を入れた「医療保険」があればよい。月々7,000円弱で十分という意見について、どう思われますか?
補足
2012/09/30 16:38詳細な条件がないと・・・詳しくは相談ください・・・人それぞれ・・・という回答であればご遠慮ください。
arakinarakinさん ( 神奈川県 / 女性 / 29歳 )
回答:2件
真鍋 貴臣
ファイナンシャルプランナー
-
当社の見解に非常に近いのですが…
arakinarakin様
こんにちは。
私は香川県でファイナンシャル・プランナーをしています、香洋ファイナンシャル・プランニング事務所の真鍋と言います。
本件、私の見解を書かせていただきます。
寡聞にして本の事は知りませんでしたが、お書きになっている内容につきましては当社の考え方に非常に近いです。
といいますのも、会社員の夫を持つ妻の場合、夫が死亡した場合遺族年金が支給されるため、残りの生活保障額を収入保証型保険で補うという設計は理に適っています。
後は、その際の金額をいくらに設定するか…ですが、月30万円程度の生活費があればいいという方であれば、遺族年金の差額はだいたい10万円から15万円程度になると思いますので、収入保証型保険の月15万型、もしくは20万円型を選ぶという事になるかと思います。
ちなみに、医療保険についても同じような観点で考えればと思いますが、医療費についても公的な補助などがありますので、極端なところ「万一の医療費を自分で積み立てて用意できる」という方は、医療保険さえ入る必要があるのかどうか難しいところではないかと思います。
(60歳以下の医療保険加入者の多くは保険を使う機会がないまま加入し続けていますし、60歳以降に病気リスクが増えるという事に備えたいのであれば、60歳から加入した方が、結局総保険料が安くなる可能性もあります。そういう意味で、当社ではあまり医療保険をお勧めしていません)
結局のところ、死亡保険や医療保険の取り扱う範囲については、(条件にはよりますが)公的な保証が用意されていますので、それらを理解したうえで取り組む必要がありますし、それらの情報に対して知識がない、もしくは意図的に話さない保険勧誘については、やはりフェアではないと言わざるとえないと考えます。
ただ、上記のように「ロジック的に破綻していない」説明を差し上げても、それを上回る「心理的な不安感」からそれ以上の保証を望まれる方は居られますし、当社としてはそのような方の心理についても当方個人的には非常によく理解差し上げております。
ちなみにこのお話については、必要最小限に絞った保険料の差額を「長期・複利」の効果を使って将来につなげるというストーリーが加わって完成すると考えます。
しかし、売り手からこういった話が出るのは興味深いですね。
私も一読させて頂きます。
評価・お礼
arakinarakinさん
2012/09/30 21:06回答ありがとうございます。
医療保険については1週間程度で退院できる病気やちょっとした手術であれば不要かもしれません。ただ、やはりがんや脳卒中などの大きな病気については、貯金で賄いきれないので保険という手法で、最低限は入っておくべきと思うのですがいかがでしょうか。先進医療やがんなどの診断給付金に対して過度に期待している訳ではないですが、、やはり予想外の出費が不安です。
プロの方から収入保障保険が高い評価を得ています。
でも、だったら一番安い収入保障保険でいいのかなとも思ってしまいます。
真鍋 貴臣
2012/09/30 21:31arakinarakin様
ご評価いただきまして、ありがとうございます。
医療保険につきましてはおっしゃるとおりだと思います。
確かに、がんや脳卒中等の3大疾病、および肝硬変などの5疾病については大きな出費が見込まれますので、医療保険が助けてくれる部分は大きいと思います。
しかし、これらの病気の多くが「家族歴」や「生活習慣」との間に因果関係があると認められている以上、逆を返せば「ハイリスク群」と「ローリスク群」に分類されると思うのですが、この「ローリスク群」の方については「リスクとリターン」を考えたときに、一考する価値があるのでは…という感じで、当社ではお客様にお話しさせていただいたりします。
多分、私自身が保険出身ではなく銀行出身のFPなので、上記のようなポリシーになっているのかな、という気はしています。
ただ私自身、ガンの家族歴が全くない自分の母親をガンで亡くしましたので、ロジック通りにはいかない現実があるということも体験しております(同時に私のようなケースがレアであるということも認識しています)
いずれにせよ、保険においては「リスク」と「リターン」はトレードオフだと思います。
その部分について突き詰めて考えられた方は、後悔しない保険選びが出来ているのではないかと思います。
渡辺 美晴
保険アドバイザー
-
完璧な保険プラン??
こんにちは
保険アドバイザーの渡辺です。
ご批判を承知でご回答申し上げます。
まず、「完璧なプラン」はありません。
結果として完璧だったというプランはあり得ると思います。
理論的には収入保障は家族の生活を支えてくれますし、
割安な保険料で大きな安心が得られますので良いと思います。
しかし、人生は様々です。
途中でお子様が増えた場合や、扶養家族が増えてしまった場合など
必要保障が上昇することも良くあります。
今の人生設計にできるだけ合わせこむことで、効果的な保障となることもあります。
しかし、完璧などということではなく、定期的に見直す(保険ではなく、人生設計です)
ことが必要になります。
若い時に体型にもぴったりで完璧と思った洋服も、10年たてば・・・・
ご質問者への回答というより、「完璧なプラン」について
違和感を感じご案内しました。
これは、この質問を読まれる他の方々にもご案内したいと思い回答しております。
保険コンサルティングオフィス
有限会社ワークソリューション
代表 渡辺
評価・お礼
arakinarakinさん
2012/10/01 23:31「猿でもわかるエクセル」ってタイトルに過剰反応して、猿は字が読めないのでエクセルはわからないはずです、そもそも・・・ってな話をとうとうとされたら、ちょっと残念ですよね。
「完璧な保険プラン」とは、あくまで現時点でノーマルな条件における提案例ってことだと思いますよ。
評論家ぶって批判はするけど「具体的な提案は一切なし」というFPが多いなか、自分の意見をカタチにして提示するところはすごいと思います。
渡辺先生のベストプランもぜひご教示いただきたいと思います。
もちろんご指摘の通り、定期的に見直す、100家族いたら100パターンの設計がある
等々の注意点はある前提で結構です。
渡辺 美晴
2012/10/02 11:31早速の評価ありがとうございます!!
保険は一般の商品とは異なり、表現を含め私たち保険を取り扱う者には
様々な制約が課せられていることだけお伝えしておきたいと思います。
ちなみに私が好きな保険は、終身保険です。(単品です)
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A