差し歯

残った歯根自体が黒ずんでいるか（土台の金属の色も暗くなる要因のひとつです）金属の土台を削る時歯茎もいっしょに削り金属の粉がタトゥー（刺青）になったことが原因です。土台を白い材料にし、歯茎への配慮のある歯科医院をさがしよく相談されることをおすすめします。一度ついたタトゥーは簡単にはとれないのが現状です。

差し歯の根元が黒くなる原因には大きく分けて3つあります。１つは差し歯に使用あいた金属のイオンが流出して歯茎自体が黒くなってしまうこと、2つ目は差し歯に使用した金属の辺縁が黒く写って見えること（ほとんどはこれです）3つ目は土台に使用した金属や、根っこ自体の変色によって、歯茎が暗く見えてしまうことです。いずれの場合も金属を使用しないオールセラミックとファイバーの土台を使用することによって、予防することができます。まだ差し歯にされていないのであれば、是非この方法をお勧めいたします。これらの治療は一般の歯科医院でも行っているところもありますが、オールセラミックといっても一部金属を使用したり、土台は金属を使用している医院もありますので、審美歯科であってももよく確認されることをお勧めいたします。

もし、すでに歯茎が黒くなってしまった場合でも、歯茎の治療で金属イオンを取り除くこともできますし、根っこが変色してしまった場合は、根をホワイトニングする方法もあります。もちろん差し歯の金属が見えて、黒くなっている場合には、差し歯をオールセラミックにするだけで、きれいにできます。

いずれにしましても、治療の前に、治療方法、使用する材料など、納得いくまでよくご相談されたほうがいいでしょう。