対象:住宅設計・構造
築40年の中古住宅を2年前に購入し、一応のリフォーム後住んでいます。
が、購入当時、なんだかバタバタとリフォームし、とても中途半端な間取りで作ってもらってしまいました。基本的に個室がありません。空間も無駄になっています。
40代夫婦と小1の息子、5歳になる娘の4人家族。部屋がなく、おばあちゃんに泊まりに来てもらうこともできません。工務店の方が、素人の意見を聞いてくれすぎたのかもしれませんが、非常にまとまりなく、住みづらいです。(ある程度慣れてしまいましたが…)
何とかしたいのですが、どうしたらいいかがわかりません。
子どもたちに部屋が必要になるころを目標に何とかしたいのですが、住宅ローンもあり、すぐに建て替えやリフォームができるわけでもありません。
ローコスト住宅の本を見ては、ため息ついています。
すぐに施工はできないのですが、将来への希望として、設計していただくことは可能なのでしょうか?それを励みに節約、お仕事がんばります!
また、その場合おいくらくらいかかるのでしょうか?
かえるままさん ( 神奈川県 / 女性 / 44歳 )
回答:4件
中古住宅のリフォーム
横浜の設計事務所です。
中古住宅のリフォームは最近増えている事例です。
質問者さんのように購入してリフォームしたり、長くお住まいのご自宅を
リフォームしたり、ご両親や親族かた引き継いだりと様々です。
購入時のリフォームの場合は住宅ローンが使えますが、お住まいの家の
リフォームの場合にはリフォームローンになりますので条件の違いなどを
確認しておく必要があります。
私は横浜市の耐震診断士をしていますが、昭和56年以前に建築された家の場合
は、旧耐震と言いまして耐震上に問題があります。
昭和56年以降であっても、法律の改正によって内容はどんどん変わってますので
耐震診断は必要です。
旧耐震の家の場合には、リフォーム時には耐震改修を合わせて行う必要があります。
ただ、スケルトン・リフォームといって内外装をすべて剥がして行うリフォームを
行うと、耐震・断熱・間取り等もすべて新築と変わらないレベルの改修ができるので
中途半端に新しい場合より結果はいいです。
住宅再生リフォーム
http://office-ew.com/resuscitate.html
もし、耐震改修をしていない場合はとりあえず耐震診断が必要だと思われます。
また、それと同時にこうしたらいかがですか?という感じの提案はできます。
現地調査も兼ねて10万円ほどで同時にできると思いますのでご連絡いただければ
ご相談できます。
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
補足
もし横浜市にお住みでしたら、昭和56年以前の在来木造住宅は無料で耐震診断を
受けることができます。
耐震リフォームには補助金も出ます。(ただし、現状は混み合っていて手続きに
非常に時間がかかります)
他の自治体でも耐震診断に補助があるところが多いので、もしまだ診断した事が
ないようでしたらお奨めします。
回答専門家

- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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角倉 剛
建築家
-
直近の方が良いとは思いますが可能です
折角リフォームされたのに残念ですね。
通常は、直近での施工を前提として、設計をおこないます。
今回は、将来的な施工を前提としての、設計とのこと
(それを励みにいろいろと頑張られるのですよね)
もちろん可能です。
多くの設計事務所は対応してくれるのではないでしょうか。
しかし、やはり直ぐに作るという切迫感がないと
お施主さんの真剣度もなかなかあがらなく
中途半端なものになるのでは
と個人的には思います。
後は、お金の件ですね。
一般的なリフォームの工事金額ですが、
いわゆる構造のみを残すスケルトンリフォームであれば、
新築の場合の工事費の50%を目標に考えます。
(実際は60%程度になることが多いです)
今回は、間取りの変更程度で、外装の遣り換えなどは生じないようですね。
水廻りの変更も生じないとすれば、それほどの費用はかからないと思います。
ここから先は、もっと具体的な内容がわからないと、なんともいえませんので、
信頼できそうな設計事務所をお探しになって相談するのが良いかと思います。
設計料は、工事費に対して10〜15%程度のところが一般的です。
●
今週末リフォームの引き渡しがあります。
ご興味があれば見ることができますので、ご連絡ください
角倉剛/角倉剛建築設計事務所
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志田 茂
建築家
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建て替えかリフォームか
志田茂建築設計事務所 志田です。
ある程度の築年数の家は、一度全体的にリフォームする事がよいと思います。家の内部(場合によっては外部も)をほとんど解体してやり直す工事です。つぎはぎのような工事では、どうしても構造や断熱を改良する事がやりづらいです。
購入後、入居前というのはそのいい機会なのです。が、それは過ぎてしまいましたので、次の事を考えましょう。
お子さんの個室というのは、親の方針として「極力個室はいらない!」とするならば中学生くいらいまではなくても問題ないと思います。個室はなくても、スペースを区切って上げるという方法もあります。その場合には、簡単に壁を作る事も可能ですが、作り付の収納で仕切るという方法もあります。
何か起きた時に工事する「その場その場の対処」的な工事はお勧めしません。
「やるならある程度まとめてやる」事が、時間と気持ちとお金の無駄になりません。
それをいつやるのか・・・たとえば、息子さんが高校に入った頃のこれから10年後とすると、家が築50年になります。その場合には、建替えも選択肢になります。
これからの人生設計とも関わる問題です。
・少しづつ直しながらお子さんが独立したら建替えるのか、
・少しづつ直しながら20年後くらいに、そこを売って別の場所に土地を買って家を建てる、またはマンションを買う。
という選択もあり得ると思います。(必要とする家の大きさが変わるからです)
また「少しづつ直しながら」というのも、5年後くらいに1階の内装と設備を含めて全部やり変える、、とか考える事もできるでしょう。
いづれにしても、これから先どのように生きて(暮して)いくかという事と、家について具体的に今本当に問題な事は何か?どうゆうふうにしたいのか?を考えて見る事が必要かもしれませんね。それによっては家の在り方が変わります。
「現状」が、何をどうしたら、どう変えられるのか という事をイメージするのはなかなか難しいものです。雑誌やネットでもいろいろ情報を得る事ができますが、(いろいろ条件はるけれど)どれも別世界の話ではなく、そんなふうに「変えられる」可能性はあるのです。
励みとしての設計図もいいかもしれませんが、上記のような事を含めて、一度ご相談されてみてもいいのではないでしょうか。。
補足
以下のコラムを書いております。
よろしければご参考までにご覧ください。
リフォーム・・どんな事ができるの?誰に頼むの?
http://profile.allabout.co.jp/w/c-81814/
住宅のリノベーション なにができるか-1
http://profile.allabout.co.jp/w/c-61891/

吉田 武志
建築家
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施工時に設計する
こんにちは。
栃木県宇都宮市で注文住宅とリフォームの設計施工を行う工務店ヨシダクラフトを経営しています。吉田と申します。よろしくお願いします。
新築でもリフォームでも、
施工時に(施工予定が決まっている施工前に)
設計するのが普通ですし、それが良いと思います。
今、設計しても施工予定が先になるなら、施工時までに家族構成や考え方、ライフスタイル等が変わるのが普通です。そうなると設計図書が絵に描いた餅になってしまいます。
無料で設計する会社はありませんから、設計料がもったいないですね。
また、施工までに法規等や建材価格も変わる可能性がありますから、そうなると設計のやり直しになってしまう可能性が高いです。
将来、新築するにしても、リフォームするにしても
よく、家族の将来を見据えて計画されることをおすすめ致します。
(現在のポイント:-pt)
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