対象:インプラント・歯科口腔外科
はじめまして。
母が1カ月ほど前から、顎から頭にかけて痛いと言い口が開かなくなってきました。通っている歯科に相談したところ、大学病院の紹介状をもらい「老化による顎関節症」と診断され、消炎剤を処方されて2週間ほど飲んでいますが症状は全く改善されません。痛みがひくのに2カ月かかるかもしれないと言われたのですが、食事するのも辛そうで見てられません。
母は変形性膝関節症も患っており、関節が弱いのかもしれませんが、痛みが無くなる治療方法はないでしょうか?以前膝の関係でロキソニンを処方されていますが、合わないらしく胃が荒れて口内炎がひどい為服用できません。ペインクリニックなどで痛みを取り除くことは可能ですか?
よろしくお願い致します。
hiromingoさん ( 愛知県 / 女性 / 32歳 )
回答:2件
顎関節症にもいろいろなタイプがございます
こんにちは。つくばオーラルケアクリニックの飯田です。
顎関節症にもいろいろな病態・症状がございます(専門的には5つのタイプに分類されます)。例えば、一口に顎関節症と言っても、あごを動かす筋肉の症状を主体とするもの、顎の関節を構成する骨や軟骨、靭帯などの不具合によるもの、加齢変化により骨の変形を伴うもの、心因的なものなどです。
ご存知かもしれませんが、顎関節は耳の穴の約1cm前方にございます。したがって関節そのものの不具合であれば、顎を動かした際にその部分に痛みが出現します。お母様のおっしゃる「顎から頭にかけて痛い」という訴えを考えると、顎関節そのものというよりも、顎を動かしている咀しゃく筋と呼ばれる筋肉の部分に痛みを感じてらっしゃるのではないかと思います。直接拝見したわけではありませんので確定的なことは申し上げられませんが、筋肉の症状が主体であれば改善の余地がありそうです。
変形性膝関節症との関連性については、ここでは何とも言えませんが(慢性関節リウマチなどがあるならば話は別ですが)、症状の改善が見られないようであれば、顎関節症に詳しい別の歯科医師の診察を受けてみるのも良いかもしれません。ペインクリニックで痛みの改善を図るも悪くはありませんが、対症療法になると思いますので、もう少し原因を検索する方がよろしいのではないかと思います。お大事になさいませ。
つくばオーラルケアクリニック http://tsukuba-occ.com/top.html
評価・お礼

hiromingoさん
2012/07/26 10:22ご回答ありがとうございました。
確かにペインクリニックでは対処療法にしかならないと思いますが、
痛みが酷くて食事が辛いので、体力が落ちないかと心配しています。
回答専門家

- 飯田 裕
- (茨城県 / 歯科医師/医学博士)
- つくばオーラルケアクリニック 開設管理者/院長
患者さんの性格や体質に合った「オーダーメイド治療」を提供
インプラント治療では、患者さんの身体的負担を軽くするため、シンプルな治療法の採用、短時間でダメージの少ない手術を実践しています。完全予約制による丁寧な診療と、近隣医療機関との緊密な連携、充実した検査体制で安全性の高い医療を提供します。
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堀内 晃
歯科医師
2
Re:顎関節症について
こんにちは、長崎の堀内と申します。さてお問い合わせの件ですが、記載されている内容からですとまだ判断しずらい部分もありますが、ひざの症状と顎の症状に関連がありそうですね。顎の関節は、安静を保つことができれば再生しやすい組織なのですが、痛みがあるということは常に顎に対して負荷をかけてしまっているということになります。おそらくその負荷になることを知らず知らずかけてしまっているものと思われます。ひざもそうかもしれません。もう少し詳しく教えていただければ対処の方法がいくらかお伝えできるかもしれません。
まずは、上を向いて寝ること、頬杖など付かないこと、片方でばかり咬まないことをとりあえず心がけて見ましょう。
評価・お礼

hiromingoさん
2012/07/24 11:31早速の回答ありがとうございます。
最近顎から頭にかけての痛みがひどくなっているので、
まずは痛みを取り除けないかと思っています。
私や姉も30才を過ぎてから膝が痛むようになってきたので、
母と体質が似ているのではと心配になっています。

堀内 晃
2012/07/24 12:42こんにちは、堀内です。
まず、簡単には治るものでないかもというのは大学病院での診断と同じでしょう。
ただし、これをお口の中だけの問題として捉えるといつまでたっても改善の糸口がつかめないということもご理解ください。人間はまっすぐ立っていると思っているつもりでもまっすぐ立てていない方がたくさんおられます。まっすぐ立てていないということは、どこかにひずみの力を内在させた状態にあるということです。このひずみの力が一定の部分に負荷をかけることになり症状がでてくる、また治療しても良くならないということが多々あります。
ということでこのひずみを取ることでが大事なことなんですが、まずは、上記のように上をい向いて寝ること、ほほ杖をつかない。片方でばかりかまないなどを心がけてもらうことになります。それでも症状が改善されない場合は、これ以外の癖などがあられるかちょっと大掛かりな治療が必要なほどひずみがあるということになるのかもしれませんね。
ご心配なようでしたら個別にご相談ください。
(現在のポイント:-pt)
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