賃貸か戸建購入か

ご提示だけの条件であれば、賃貸に住まざるを得ないと思います。2つの点で少し無理があると思います。


１．自己資金の不足

２．年収と購入物件の倍率


１．自己資金の不足に関してですが、3000万の戸建住宅を購入するにあたって諸費用や税金等が100万～200万掛ります。まずは、その金額がなければ自宅の購入は難しいでしょう。また、仮に200万前後の資金があったとしても3000万の融資を全額金融機関がしてくれる訳ではありません。


２．500万の年収で3000万の戸建と言う事ですが、通常年収の6倍程度までは適正な範囲に入ると言われていますが、貯金がゼロの状態であれば、年収比でみて上限に近い借入をするのは無理があると思います。


以上の様な観点から、貯金額が500万前後になるまで待ってからの購入で行かれるのがまずは妥当な線かと思います。


ただ、お母様との同居という事が見込めるのであればお母様からの自己資金の援助を住宅購入の為の生前贈与として受取られての計画なら可能性は出て来るかと思います。


お母様が年金をもらっているのか、もらっているとするならばどの程度か、子育てに協力してもらえるのか等などが計画の要素になりそうです。


恐らく、家を購入するのであれば先々と言う事では無く直ぐにでも同居すべきでしょう。その際のメリットは以下の点です。


１．光熱費や食費などのコストの削減が1か所に住む事で達成出来る。

２．お母様が、もし年金をもらっているのであれば一部生活費の支えになる。

３．お母様に子育ての一部を手助けしてもらう事でご自身がパート等の働きに出る事も可能となり、世帯年収が増加し返済余力が増加する。

４．2か所に分散している居住の為のコストを削減出来る。（お母様が持家であれば、固定資産税分が削減出来ますし、賃貸であれば賃貸費用が削減出来ます。）


時期に関してはきっちりとした計画が構築出来た段階が時期と考えるべきでしょう。世の中の動きよりもまずは、ご自身のプランを固める事に集中すべきです。ただ、お子様が小学校の高学年になって来ると教育費等の費用が増加しますので早目にスタートされるのが宜しいと思います。