対象:新築工事・施工
地元の工務店で条件付の土地を購入・木造住宅を新築する予定です。
プランの決定に時間がかかり、
最初の打合せから3・4ヶ月たっております。
2週間ほど前プランがきまりました。
(全く違う2案から、1案にしぼりました)
工務店は年内の契約を要求していますが、
窓の位置も大まかに決まったのみ、
キッチン・トイレなどの仕様も工務店の標準で見積もりしているのみで
ショールームに行っていない
外壁もまだ検討したいのに、標準のケミューパワーコートで見積もりしているのみ
照明・スイッチなども頼んで図面はもらえたが説明をうけていない
勾配天井などあるので、詳細な断面図を要求してしぶしぶ出してもらえたが、間違っている。
という状況です。
工務店側は、通常から
プラン決定後、指定部分以外は標準で見積もり→契約→仕様決め→差額見積もり
と進めているらしいく、私たちへの対応は通常のお客さん以上といいます。
そのようなものなのでしょうか?
契約して、手付けをもらえないと図面を作れないそうです。
まだ未確定のことが多いのに、金額をきめて契約するのが不安です。
契約図には平面と立面図のみだそうです。
一般的にはどの段階で契約とするのでしょうか?
おしえてください。
宜しくお願いいたします。
minminmamaさん ( 福岡県 / 女性 / 38歳 )
回答:1件
設計と施工を分離しては・・・
大阪で設計事務所をしてます。
設計と施工を工務店さんにお願いされているのですね?
設計と施工を一緒に請け負う工務店さんも多いですが、本来設計と施工は別物です。
設計者は建築主の代理人となり、工事が完了するまで設計図書通りの建物になっているか工務店を監理します。
設計と施工を一緒にしてしまうと、セルフジャッジが入ってしまうので建築主との意思の疎通が上手く取れていないと、今回の様な行き違いが発生します。
工務店の立場に立って今回の問題を見てみれば、未だ契約に至っていない物件に対して何処まで先行投資して良いのか随分迷っておられると思います。
質問者さんの立場に立ってみれば、何千万円もする高額な買い物に、簡単な間取り図面と標準仕様書だけで決めてしまって良いものか迷われると思います。
この様な場合は設計と施工を分離して、設計者に自分の希望を叶える様な図面を描いてもらうことです。工務店さんの設計担当者でも良いのですが、セルフジャッジを避けようと思えば、第三者の設計事務所に依頼する方が良いかと思います。
当然乍ら設計費用は発生しますが、何処に依頼しても設計費用は要るのです。見積もり金額に計上されているか、諸経費の中に隠れているかの差でしかありません。
設計と施工を同時に依頼するのは、親の代からの付き合いで、気心も家族関係も熟知している様な地場の工務店さんで無ければ、この手のお悩みは尽きないかと思います。
評価・お礼

minminmamaさん
2011/12/16 14:03ありがとうございました。
詳細は決めない段階で、契約するのは、珍しくないということですね。
条件付なので、他社との比較をしておらず、
土地の契約の時点でも、不明瞭なことが多かったので、
工務店への信頼がなくなってきているのが正直なところです。
いまさら設計を分離しても、見積もりから設計分を差し引きするのは難しいと思っています。
回答専門家

- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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