自営業　住宅ローン

はじめまして。

ファイナンシャル･プランナー（ＣＦＰ）、
不動産コンサルタントの松本です。

回答というよりは、違った目線から、
お考えいただけるのではないかと思い、
書かせていただこうと思いました。

事業資金を２０００万円、融資を受けたの事。

その時点にさかのぼって、
お考えいただきたいことがあります。

「もしも、住宅ローンがあったなら、
すんなりと融資されることになっていたか。」

事業経営が２年、３年と経過していくあいだには、
予想していなかった出費もあるように考えています。

住宅ローンと呼ばれる借入金が足かせとなってしまい、
事業用の資金の融資が受けられないようなことも、
頭の中に入れておかなければならないようにも思えます。

経営相談を承っている立場からは、
事業経営を軌道に乗せることこそが、
現時点での最優先課題であると考えています。

継続的な収入が見込めるからこそ、
ご自宅となる住宅の購入が可能となります。

収入が途絶えるような事態になれば、
どんなに気に入っておられたとしても、
購入したご自宅を手放さなければならなくなる。

もし、そのようなことが、
ご質問者であるあなた自身の頭の中で、
容易にイメージできてしまう状況であるならば、
新たな借入金を作る必要性は低いように思います。

事業主である夫と、十分過ぎるほど、
今後の事業経営の見通しなどの収入面と、
事業経費は言うに及ばず、生活資金全般、
そして、住宅購入に伴う新たな支出など、
支出面を考慮されたうえで、話し合われたほうがいい。

現状におかれましては、
住宅購入に伴うリスクを取る必要性を軸にして、
お考えいただいたほうがいいように思っております。


少しでも、お考えになる際の参考材料になっていれば、幸いです。

とぉさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、
渡辺と申します。

『このような場合、住宅ローンなんて、夢のまた夢でしょうか？』
につきまして、
住宅ローンの審査に当たっては、
自営業の場合、
過去３年間の確定申告書も含めて、
住宅ローンの審査を行う金融機関が多くなります。

よって、とぉさんの場合、
一年前からの独立となりますので、
あと２年分の確定申告書を待ってからになります。

『２０００万円の独立資金を完済するまでは、無理ですか？』
につきまして、

住宅ローンの審査に当たっては、
他に借り入れ金がある場合、
その借り入れ分も含めて、
住宅ローンを返済していくのに、
十分な収入があるのかにつきまして、
審査をおこなうことになりますので、

独立資金を完済した後からの方が、
住宅ローンの審査のうえからは、
有利となります。

『それとも、私の専従者給与で、住宅ローンを組むことは可能でしょうか？』
につきまして、

とぉさんもご記入されているとおり、
独立資金の借り入れの際に、
連帯保証人になっていますので、

この点も含めての住宅ローン審査になってしまいます。
よって、住宅ローンを申し込むに当たっては、
独立資金完済後の方がよろしいと考えます。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
http://www.fpreal.jp/