対象:住宅設計・構造
回答:2件
辻 唯寿
建築家
3
ケースバイケースですが、法則を見つけてみては・・・
はじめまして。名古屋市で建築事務所を営んでおりますTREEHOUSE 辻です。
ケースバイケースですが
一つの例だとお考えください。
まず大前提として吊り元に関しては
開き戸は開け放した状況の時にドアが収まる壁があるかが一つの目安だと考えます。
壁があれば開け放したときにもそれほど邪魔になったり
気になりませんが
何もないところだとドアが邪魔になってしまいます。
余談ですが・・・
最近の気密性の高い家はレンジフードを回しっぱなしにすると
負圧になりドアが急にバタって自動でしまってしまうケースがあります。
ドアの下に隙間を開けてアンダーカットを取るようになっていますが
窓を開けていて風が強い場合も勝手に閉まることもありますね。
又内開きか外開きかも大きな問題です。
右利きだから右吊り元にしても反対からは左吊り元になります。
一般的に室内から外に出る場合に外開きだと
両方の手に物を持っていても肘や腰でもレバーを下げて外に出ることができますが
反対だとつまり内開きだとほぼ無理だと考えます。
両方のケースは特殊ですが一般的に右利きの方は重い物って右手に持つと考えられます。
もしドアが進行方向から考えて
外開きの場合 左手であけるのであれば左吊り元の方が開けやすいし
右吊り元だと左でレバーを下げるのは困難なので荷物を持ち返ることになります。
長々書いてしまいましたが 一つのドアに対して内開きか外開き
右吊り元、左吊り元 それぞれ2つしかありません。
それらの組み合わせと壁のおさまり、生活導線などを考えると
必然的に答えが出て来ると考えます。
ただ実際はそこまでシビアでなくてもある程度絞られてくるので
プロにお任せすればちゃんとどういう風がいいか決めていただけると思います。
でも自分のいえだからこそ
自分で真剣に暮らしをシュミレーションすることは重要ですので
ご家族で検討してはいかがでしょうか?
評価・お礼
nnat@happyさん
2011/01/29 18:15ありがとうございました。専門家にまかせればそれなりの家が建つとは思いますが、自分が納得できる家を造りたいのでとても参考になりました。ドアの開け方の例をあげて説明していただきとてもわかりやすかったです。
辻 唯寿
2011/01/29 18:46是非素敵な住まいを建てて下さい。
評価頂きありがとうございました。
細谷 健一
建築家
3
利き手にはあまり左右しません。
こんにちは。グラッドスタジオの細谷です。
よろしくお願いします。
基本的には、利き手にはあまり関係なく設計します。
なぜならば、利き手を考えても内側と外側を考えた場合、必ず逆になるからです。
トイレは、内開きにすると人が中で倒れた場合、救出しにくい点から外開きが多いです。
室内やお風呂などは、空間に入ることを想像すると良いです。
扉を開けたときに壁があり、体を入れ替えて部屋にはいるのは使いづらいです。
(添付してみました。)
又、基本的には廊下側に開くと人と当たる危険があったりするので、内開きがよいと思います。
玄関や勝手口は、動線を考えて開き勝手を決めるといいです。
外に出る時、頻繁に行くと思われる方向をイメージしてそれの流れに逆らわないイメージです。
ドアを開けて、体を入れ替えて、ドアを閉めるという動作は使いづらいと思います。
一概には言えないケースもありますが参考にしてみて下さい。
評価・お礼
nnat@happyさん
2011/01/29 18:38図まで付けていただき、とても分かり易かったです。室内ドアと外部ドアの違いもよく分かりました。もう一度我が家の図面と照らし合わせてみます。ありがとうございました。
細谷 健一
2011/01/30 16:32ご評価ありがとうございます!
設計者でもたまに迷うことはあります。
図面をじっくり見て頂き、丁寧にイメージして頂けると分かってくるかと思います。
特に、トイレは外に開く場合がありますので危険にならないか確認して頂き、引戸が可能で
あれば検討されてもいいと思います。
(現在のポイント:3pt)
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