対象:一般歯科・歯の治療
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6番大臼歯のインレーの下がカリエスの状態であったため、デンタルフロスをかけたら歯が割れ、インレーもはずれました。
歯牙移植を希望しましたが、次の理由によりクラウンによる治療を勧められました。
* 土台がしっかりしているから、抜歯するのは勿体ないし難しい。
また、クラウンに関して以下のものを勧められました。
* クラウンは、保険が適用されるものは技工士が時間をかけて作れないために虫歯になりやすい。78,000円のメタルボンドのクラウンを作れば、永久的に使えるから大丈夫。
初回は応急処置として簡単な詰め物をしていただき、2 回目は以下の治療をされました。
* 虫歯の治療
* 抜髄
* 根菅治療(ラバーダムを使った根管治療もされておらず、根管治療にも不安を感じています。)
この結果、現在の歯の状態はこちらの図のようになっています。→ http://goo.gl/I4zCG
自分の歯質は、虫歯になりやすく歯列も悪く、二次カリエスをこれまで何度も繰り返してきました。
そのため、メタルボンドのクラウンを作ったとしても、永久的に使えるとは思えません。
また、「十分なフェルール エフェクトを得るためには、高さ2mm、幅1mm、歯の全周の75%以上のフェルールが必要だと考えられています。」( http://bit.ly/hWThHt より) という条件を満していないので、クラウンの耐久性が心配です。
6番も歯牙移植を検討している親知らずも噛み合わせが悪く、現在の状態では有効活用されていないため、
クラウンによる治療を行うよりも歯牙移植をした方が良いように思えます。
治療していただいている医院では歯牙移植を行うことができません。
このまま、クラウンによる治療を行うのがいいのか、それとも歯牙移植がいいのか教えてください。
よろしくお願いします。
Coさん ( 愛知県 / 女性 / 33歳 )
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クラウンについて
こんにちは。むつみデンタルクリニックの倉田です。
現在の状態のように、歯髄処置を行うことで保存が可能な場合ですと、わざわざ抜歯を行って歯牙移植をする必要はありません。
また、歯髄処置をする基準としては
・自発痛、もしくは打診痛がある。
・虫歯を取り切ると歯髄が露出する。
といったことが挙げられます。現在痛みがなく、虫歯を取り除いても歯髄が露出しないのであれば歯髄処置自体も必要ありません。
神経を取ってしまうと、歯に栄養が行き渡らなくなり、割れる恐れがありますので、症状がなければできるかぎり歯髄を保存すべきでしょう。
クラウンに関しては、保険のものよりも保険外のものの方が材料に制限がなく、精密なものを作ることができますが、だからといって絶対に虫歯にならないという保証はありません。
歯牙移植はあくまでも「対象となる歯が保存不可能になった場合」に用いる方法ですから、まずは今の歯を長く使うことができる方法を担当の先生と話し合っていきましょう。
千葉県松戸市むつみデンタルクリニック:http://www.geocities.jp/mutsumidental/
歯HOO!ブログ~松戸市の歯医者さん~:http://blogs.yahoo.co.jp/mutsumi_dental
回答専門家
- 倉田 友宏
- (長野県 / 歯科医師)
- 倉田歯科医院 院長
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート
虫歯・歯周病治療からインプラント、レーザー治療、メタルフリーの審美治療まで幅広い治療で患者様に多様な選択肢をご提供しています。2014年からは地元の長野県でお口の健康をサポート。健康な歯を長く使っていただくため、予防に力を入れています。
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袋 晃子
歯科医師
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歯牙移植はいい方法ですが・・
こんにちは
群馬県前橋市歯科ラブアンドティース院長の袋 晃子です。
歯牙移植は、いい方法ですが、
あなたに適応してるとは思えません。
歯牙移植は、歯の根が完全には出来上がっていない方が
行うと根の治療をしないですむケースがものです。
(これも100%とはいえません)
つまり
ほとんどのケースでは
根の治療が必要になるので
クラウンをかぶせなければならなくなります。
また歯の材料としては通常
親知らずを用います。
この根が単純な形態をしている必要があり、
選べる歯としては上の親知らずのケースがほとんどです。
(まれに永久歯の小臼歯あたりが矯正の必要があって不要になり
使うケースもあります)
つまりおそらく歯牙移植をするよりクラウンをかぶせるほうが
いいと思われます。
確かに歯のマージンが歯肉の中に入っていると予後が悪いのは
おっしゃるとおりですので、
・歯周外科などが、丁寧にできる先生にお願いして、
確実に歯の周りにフェルール(タガの意味です)
が取れる量だけ歯槽骨を
削ってマージンを出していく
・矯正の手法で歯を若干、挺出(ていしゅつ)させる。
などで
その問題は解決すると思います。
歯科ラブアンドティースはフクロ歯科医院の分院です。
フクロ歯科
http://www.owl.gr.jp/
歯科ラブアンドティース
http://www.loveandteeth.com/
補足
すこし修正します。
歯牙移植は、歯の根が完全には出来上がっていない方が
行うと根の治療をしないですむケースがありえる程度ものです。
(これも100%とはいえません)
幼弱永久歯といって歯の根が完全に出来上がっていない場合
(親知らずでは21から22歳ぐらいまでです)の事です。
根の治療をして移植だけする場合もありますが、
高さがそろわなかったり
くっついた後に根の治療をしているため欠けやすくなります。
(現在のポイント:-pt)
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