対象:矯正・審美歯科
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晝間 康明
歯科医師
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混合歯列期のお子様の矯正治療について
こんばんは,東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
11歳7か月で乳歯と永久歯の混在する時期ですと,矯正治療を開始するにはやや中途半端な時期と言えるかもしれません.
なぜなら,現在のお子様の骨格は成長のピーク前後の時期であり,年間の骨形態の変化量が大きい事から上下顎骨の形態や位置変化量も大きく,上下顎骨に綺麗にならべた歯が動いてしまう時期だからです.特にお子様が男児であれば年間の成長量が大きくなるので,治療開始時期には注意が必要でしょう.
矯正治療では,歯の位置だけでなく,骨格にも影響を与える事が出来ますが,その影響力は成長を完全にコントロールするものではありません.したがって,成長の大きな流れを見据えて歯を並べて噛み合せを作る必要があります.
診察した訳ではないので明言はできませんが,当院の一般的な治療から考えると現段階では矯正治療と予防歯科の検査のみを行い,今後どの様な治療が必要かを保護者と本人に伝え,虫歯と歯肉炎の予防をしながら口腔衛生状態の管理をしっかりと行ない,来るべき矯正装置の装着に向けて準備をする時期と考えます.
御説明頂いたお二人のDr.の治療方針では後者の方針に近いと感じます.
また,乳歯の抜歯は必要であれば抜歯しますが,必要も無いのに抜歯する事はお子様の負担となるのではないかと考えます.御説明のように後続永久歯の歯根も充分に出来上がっていないのであればあえて抜歯をする必要は無いように感じます.
取り急ぎ回答とさせて頂きますが御不明な点は改めてお尋ね下さい.
参考になれば幸いです.
http://www.hiruma.or.jp/
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困った523さん (栃木県/37歳/女性)
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