フラット35の事前審査について

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

住宅ローン実務にあまり関っていない方が、
フラット35には事前審査の仕組みがないと
勘違いをしている場合があります。
フラッ35の受付機関によっては、
ちゃんと事前審査の仕組みがあります。

例えば、弊社では
SBIモーゲージのフラット35の事前審査をよく活用しています。
SBIモーゲージの事前審査では、KSC(全国銀行個人信用情報センター)、
CIC、JICCの3機関全ての個人信用情報(個信)を参照します。
事前審査においては、主に個信と返済比率の確認を行います。

住宅支援機構の審査においても、上記3機関をすべて参照します。

住宅支援機構の担当者から、事前審査を行っている受付機関の中に、
CICしか参照しない機関があると聞いています。
一般的には、KSC→CIC→JICCの流れで、個信に悪い情報が
載っていくことが多いので、CICで問題がなければ、
KSCは大丈夫という判断をしているのかもしれません。

しかし、実際には住宅支援機構の審査では、3機関全てを参照するので、
事前で大丈夫でも、本審査(支援機構の審査)で、否認されるケースが
問題になっていると聞いています。

今回、事前審査をしてもらった受付機関の申込書を確認して、
どの個人信用機関を参照したのかを確認するのが良いと思います。

本人開示で取寄せたKSCの個信の履歴に、
民事再生時の記録が残ってしまっているのであれば、
本審査を通すことは難しいと思います。
また、その状態では住宅ローン自体を組むことが難しいと思います。

フラット35については、2〜3週間程度の時間がかかりますが、
不動産売買の契約前であっても本審査を行ってもらえます。
今回のケースにおいては、本審査まで行って確認をとった方が
良いのでは思います。

少しでもお役に立てれば幸いです。