妄想のサイクル?生活習慣改善し自分の「軸」の確立を

特定の男女のラブストーリーを根拠なくイメージし、それと比較した自分の不幸さを嘆くのは、言い換えると自分自身の幸せを放棄してしまい、他の女性の幸福を想像する事で代償しようとしていると考えられます。

もし彼女の幸福を祝福できるのであれば問題ありませんが、逆に自分が心理的に追い込まれてしまうとなると話は別です。彼女の物語を通してではなく、自分自身の幸福を何とかして見つけたいものです。

ただこれは理屈からそうしているのではなく、一種の自動的な思考サイクルとなっていると考えられます。従って性急に幸せになろうとしても簡単には行きません。焦れば焦るほど幸福は遠ざかる側面を持っています。

このような思考サイクルに陥っている原因は何でしょうか?お話の中で気になるのは不眠や食欲不振などの症状で、うつ状態になっている可能性があります。先ずはそのような心身の状態そのものの改善が先決かと考えられます。

うつ状態の原因としては一般に、ストレスや過労、過去のトラウマ、環境の急激な変化、食生活や栄養バランスの乱れ、低体温などが挙げられますが、何か該当するものはあるでしょうか。

生活習慣を例に挙げると、20代の女性に多いパターンとして、お菓子など甘いものや加工食品の摂取が多い一方で野菜や果物、豆類が不足する傾向があり、一部に肉や魚を極端に忌避する人がみられます。またシャワーだけで湯船に浸からない入浴習慣も目立ちます。

そのような生活習慣を続けると、反応性低血糖や神経伝達物質の欠乏、低体温を通して神経機能が障害され、うつ状態を招きやすくなります。具体的にはこのQ&Aやコラムに頻回に詳述していますので参考になさってください。

そして自分の「軸」を確立することが大切です。他人にはない、自分だけの長所や持ち味は何でしょうか?きれい好きとか早起きとか、細かい事によく気が付くとか、何でもよいので出来るだけ多くリストアップしましょう。