マウスピース矯正について

2009/12/29 19:28

こんにちは。アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿の小川です。

マウスピース矯正は、歯列を並べるために、歯を削ってスペースをつくります。
動かしたい歯の両サイドをやすりのような専用の器具で0.05ミリ〜0.1ミリ程削り、その隙間を利用して少しずつ動かしていきます。
軽度の歯のねじれや重なってしまっている歯並び、歯と歯の間の隙間をうめたいなど、前歯に限りこの方法で治せます。
歯を削る量が、歯の健康を損なわない範囲であるという条件のもとに行える矯正方法なので、あまり重度な歯列不正の方には適応しません。

適応が限られることとワイヤーの矯正より期間はかかりますが、器具を歯につけないため目立ちにくいこととブラッシングや食事の際に取り外せることが最大のメリットです。

1日18時間くらいは装着していることがマウスピース矯正の必須条件になります。
通常、はじめに少し歯を削ってマウスピースを装着し、その後は2週間に一度通院していただき、次のマウスピースのための型取りをします。削った隙間がうまっていたら、またその都度必要量を削り、マウスピースを装着し、歯を動かしていきます。

期間は、動かす本数や歯列の度合いにもよりますが、約3ヶ月〜1年くらいになります。