対象:新築工事・施工
小林 和教
建築家
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「無垢:自然素材」に何を期待しますか?
・この種の悩み、御相談を多く受けます。また、それに対するお答えも大多数がご質問の中にありますような答えかと思います。それは、多くの経験から汚れること、手入れが必要なこと、等々が「クレーム」として、工務店さん、設計士に伝えられたからだとおもいます。
・そこで、ぽぽんたさんが「無垢・自然素材」に何を期待されるかを今一度、きちんとお考えになるのがよろしいと、思います。
・自然素材を使っていくことの良さには「手入れ」をすることによって生まれる時間の蓄積をも含めた受け止め方が必要とおもいます。
・また、季節の日射、湿度、床暖房などの温度変化による変形も、工場で塗装された製品に比すれば極めておおきいと思います。しかし、オイル拭きの無垢の床板には、素足で歩く時の心地よいすがすがしさあります。経年変化によって馴染んでくる自然素材の良さがあります。
このご質問から、先日投宿したホテルで、ビニール製のスリッパを素足で履いたときの不快感を思い出しました。
感覚、感触は、受け手によってかなりの違いがあるように思います。ご自身の感覚、考えを大事にされることかとおもいます。
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この回答の相談
新築にあたり、工務店さん提案の合板フローリングから
無垢の床材に変更したいと思っています。
工務店さんから提案されたのが、ナラ材のウレタン塗装です。
私は、無垢の良さを感じられるオイル塗装を施… [続きを読む]
ぽぽんたさん (石川県/52歳/女性)
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