対象:投資相談
回答数: 5件
回答数: 2件
回答数: 3件
2つのファンドについて
- (
- 4.0
- )
corie様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
ご相談の件、数年前に始めた株と同様、投資信託にも値動きがあります。
当然といえば、当然なのですが、「信じて託す」という語感から、プロにお任せしていれば、放ったらかしで、右肩上がりで殖えていくという感覚をお持ちの方が多いように思います。
ところが、現実は、そうではありません。
投資信託といえども、投資ですので、預金とは性質が異なります。リスクもリターンもすべてご自身に帰属しますので、ある程度の覚悟を持って、金融や経済の勉強もしていかなければなりません。
とはいえ、投資の素晴らしいところは、誰にでも、公平に機会が与えられているところです。会社勤めの場合は、リストラもありますが、投資にリストラはありません。すべて自分の責任と判断で進められます。
さて、本題の2つのファンドについてです。
1.は、高利回りで、格付けの低い債券を組み入れていますが、過去データを見ると、米国ハイ・イールド債のデフォルト率は、1988年から2007年の平均で、4.83%となっており、この点をどう見るかです。ちなみに、デフォルト率とは、発行体が実質的に債務を返済できなくなった割合のことです。
2.は、オーストラリア・ドル建てやニュージーランド・ドル建ての債券に投資しますが、債券投資は、金利が上昇すると、債券価格が下落するというメカニズムがあります。金利上昇局面に入りつつある今、この点をどう見るかです。
その他にも、いろいろな論点があり、選択肢もいろいろありますので、必要に応じて、特定の金融機関との雇用関係のない、独立系のアドバイザーに相談されてみるのも、ひとつの方法です。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
評価・お礼
corie さん
2つのファンドについて具体的な説明をありがとうございます。
1.はデフォルト率や、照井先生からの回答にあったリターン率から見て、リスクの高さを感じられます。
また、2.についても今のタイミングではないと、今回の勧誘を断る決意がつきました。
第三者的立場からご意見いただけ、参考になりました。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A