対象:住宅設計・構造
準耐火構造にはイ準耐とロ準耐の二通り有ります。
こんにちは、きゃどさん。B&B住研の羽入と申します。お悩みのようですね!
最初に、少し準耐火構造について整理しましょう。
準耐火構造にはイ準耐とロ準耐の2種類あります。更にロ準耐には1号と2号に分かれており、使用によって床の構造も変わります。
?イ準耐は、屋根・外壁・間仕切壁の耐力壁・床・柱・梁・階段が準耐火構造であること。
?ロ準耐1号は、外壁が耐火構造・屋根不燃構造であること。
?ロ準耐2号は、外壁(延焼の恐れのある部分以外)・間仕切壁の耐力壁・床・階段が準不燃材料,屋根・柱・梁は不燃材料,外壁の延焼の恐れのある部分は防火構造とすること。
このように分かれています。
さて、今回きゃどさんの準耐火構造はロ準耐の1号であれば2,3階の床の構造に規定有りませんが、その他の準耐火の場合には、それなりの対応が必要となります。
参考までに、その仕様は建設省告示1358号に掲載されています。
そこで今回のきゃどさんの構造は木造3階建てとのことなので、私の推測ですが、1階を除く2階3階の床は準耐火構造又は準不燃材料にする必要があると思います。従って、構造用合板12mmの床に石膏ボード9mmなどを張り合わせて使う必要があります。そして各階の天井には石膏ボード15mmを張る必要があります。
しかし、外壁をへーベル板のような耐火構造にした場合は床については規定が有りません。
お解かり頂けたでしょうか?詳しくは設計事務所の方にお尋ね下さい。
それと2階に浴室を・・・とのことですが、木造・鉄骨造の場合は、揺れが大きいため、2階以上に浴室を設ける場合には必ずユニットバスにしてください。後々水漏れの原因となります。
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