対象:住宅設計・構造
裏技的には準耐火以外で造るって方法も。
木造3階建てで、準耐火構造が求められているという前提で考えれば、一般的にそのときの準耐火構造は、大臣の認めた構造方法を使うか、認定品を使うか、準耐火性能があるか証明するかです。
壁に強化PBを貼るとかっていうのは、「大臣の認めた構造方法」でやっているので、告示に書いてある仕様から外れられません。ですから、そこに記述のないケイカル板に変えるわけにはいきません。また、準耐火性能を証明するとなるととても大変ですから、この方法も無理だと思います。となると、ケイカル板ではないが、FRP下地となる認定品を探すということなのですが、残念ながら、僕にはちょっと思い当たるものはありません。ただ、可能性は探すことかと思います。
もう一つのお尋ねであるFRP下地にPBを使うということですが、FRPは溶剤を使いながらの作業ですから、PBの紙部分が剥離するなど考えられて、ちょっと無理なように思われます。
PBを貼るスペース的な不合理さも、たった15mmかということですが、そこにこだわるなら、もしかして、計画の建物は本当に準耐火構造が必要かということから、考えられても良いかもしれません。
準防火地域でも、準耐火構造とする必要のない工法も選べます。S62の建設省告示をご確認ください。壁や柱をPBで被覆する必要がない工法の説明があります。ただ開口部などで別の制限もでますから、敷地条件、計画内容で、どの工法を選ぶか考えるべきですが。
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