対象:住宅資金・住宅ローン
奥様が主債務者の借入について
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
銀行で住宅ローンを借り入れる場合、奥様が主債務者となるのであれば、
配偶者であるご主人は必ず連帯保証人となることを要請されます。
ご主人が3年前に自己破産しているので、
ご主人が連帯保証人になると、ご主人の個人信用情報を参照され、
結果として、奥様が主債務者としての住宅ローンも組めなく
なってしまいます。
ご主人を連帯保証人としないで住宅ローンを組む方法としては、
現在のところ、フラット35を活用するしかないと思います。
フラット35においては、申込者個人の支払能力をみて
各種諸条件(返済比率等)をクリアしているのであれば、
住宅ローンの審査対象となります。
例えば、2009年9月のSBIモーゲージの金利は2.69%となっています。
年収300万円、35年、金利2.69%で計算すると、
借入可能金額は2039万円程度になります。
フラット35では、物件の本体価格までしか借入ができないので
購入にかかる諸費用分は現金で準備する必要があります。
(今回のケースでは、約100万円程度だと思います)
また、現在のマンション売却に伴うローン残高と売却金額との
差分200万円と売却にかかる仲介手数料等も必要となります。
今回、借入の金額としては十分に見込みはありますが、
そのために必要な自己資金をどれだけ準備できるかによります。
もしかすると、ライフ住宅ローン等のノンバンク系の
金融機関で、諸費用まで貸してくれるところがあるかもしれませんが、
現在、属性があまりよくない場合の、住宅ローンの審査が
きびしくなっているのをみるとあまり期待できません。
配偶者の自己破産の履歴は、ローン借入において非常に
マイナスに働きます。銀行系は難しいと思ってください。
お聞きしている範囲では、フラット35以外は難しいと思います。
少しでもお役に立てれば幸いです。
回答専門家
- 真山 英二
- ( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
- 株式会社ハッピーハウス 代表取締役
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この回答の相談
夫は3年前に自営業で破産しています。自宅マンションは妻である私名義で住宅ローンも私名義で組んでいます。この度マンションから実家近くの中古一戸建ての購入を考えています。以前の勤め先からは変わ… [続きを読む]
yuukaさん (大阪府/36歳/女性)
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