対象:ペットの医療・健康
RE:犬の帝王切開について
犬の帝王切開を決断するには、緊急性の有無や母子の状態、母犬の出産経験、助産に対する反応などから総合的に判断する必要があります。たとえば、レントゲン撮影により過大胎子や産道狭窄が確認された場合や、胎子の心拍数や活力の低下がみられた場合、母犬の状態が悪化した場合、予定日を過ぎても陣痛がみられない場合、胎盤剥離が予想される場合などでは一般的に早急な帝王切開が必要と考えられています。
今回、病院に到着されてから手術まで時間がありますが、文章からは、担当された獣医さんは胎子の心拍数を超音波検査で確認されており、帝王切開までの間、胎子の状態は問題ないだろうと判断されたものと思います。したがって、早期の手術の決断がされなかったのでしょう。
手術は、なるべく浅い麻酔、麻酔時間は短くで行われるのが基本です。しかし、母体の安全性も考慮しなければなりません。したがって、使用された麻酔の量は問題ないのではと思いますが、「今までにないくらい」というご説明に関しましてもう一度お聞きになられる方がよろしいかと思います。
帝王切開により生まれた子犬の蘇生法は、一般的には産湯で洗ったあと、保温しながらマッサージをすることにより呼吸を喚起・増強させていきます。他に、状況に応じて気道内の液体除去や呼吸促進剤の使用、酸素吸入を行うこともあります。おそらくこのような対応もされていたのではと思います。
藤川様のお気持ちは、お察しいたします。このご返信が少しでもお役に立っていただければと思います。
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藤川ジェニーさん (北海道/27歳/女性)
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