対象:システム開発・導入
回答数: 3件
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岡本 興一
ITコンサルタント
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契約形態の変更を検討しては?
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人月単価を下げろという要求は、行き着くところは担当SEの給与を下げろという要求でもありますから、避けたいというお気持ちはよく分かります。
発注者側の経営者の立場で言えば、要件を満たすためにいくらかかるか? その費用について要件を満たした結果得られる効果と比較して許容できるかどうか。という視点こそが大切で、詳細コストの内容は投資判断としてはあまり意味がありません。
そうした背景から、最近は見積内容の詳細にこだわった交渉ではなく、要件に対する総額にて交渉するという手法が増えてきました。
実は、システムの作り手からすると、人月単価方式での契約は非常に楽です。
単なるコストの積み上げですむからです。
ところが、要件に対する契約になるとそうはいきません。
成果得るための方法を逆算していく形になります。
業者側からすると、単純ではないことから失敗した時のリスクは大きくなります。
しかし、新しい開発手法の導入によって、工数を劇的に下げたり、新しい管理手法の導入によって若いSEでも同等の成果を出せる様にしたり・・と、想定以上の効果を出せば、得られる利益も増えてきます。
そうした手法をみつければ、開発会社としても大きな財産になります。
つまり、開発側にもリスクをとればメリットを得ることができるということです。
なお、人月精算による契約は、リスクの多くを発注者側が負担し、要件ベースによる契約はリスクの多くを開発会社側が負担しているとも言えます。
開発会社はそれほどリスクをとっていませんので、競争が激化すれば、単価を下げられ、経営が厳しくなるのは当たり前ではないでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
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岡本興一
補足
単価契約でないのなら、話は早いと思います。
○○の機能で、○○円の予算でやって欲しい。
このとき、譲歩する内容として開発期間を長くしてもよいから、値段は低くとか、機能を削減してもいいので・・等々、Q(Quality), C(Cost), D(Delivery) のどこかを譲歩していけば交渉はし易いと思います。
実際、1ヶ月かかると言われた案件でも、3ヶ月かけてもいいから、値段を20% off して欲しい 等は、業者側からすれば、案件と案件の隙間を埋めやすくなることから、OKしてもらった経験があります。
評価・お礼
悩めるリーダー さん
決して単価契約をしているわけではないのですが、見積書に単価が表示されるわけです。
見積手法から単価を単なる係数と捕えればあまり大きな話にはならないのかもしれませんね。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
現在取引のある開発業者さんと開発単価に関する交渉をしています。最近の見積もり方法としてファンクションポイントなどによりあまり単価が意味をなさなくなってきていると聞くものの、金額を算出するには… [続きを読む]
悩めるリーダーさん (埼玉県/33歳/男性)
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