シンプルなな商品でのリバランスをお勧めします

reire 様

初めまして、オフィス　マイ　エフ・ピーの吉野充巨です。

<分配金が多いので、損を早く穴埋め出来る>かどうかは不明です。
当該投信の運用が上手くいった場合という条件がつきます。運用成績は、基準価格+分配金-購入時基準価格=成果になります。分配金が多くても基準価格は下がればトータルの運用成績はプラスになりません。

ハイイールド債のブラジルレアル建ては仕組み債です。内容を十分に理解されていますでしょうか>
また、為替リスクにも理解が必要です。

リートも現在が底値でリートに投資することで損失を取り戻せるかは、やはり不透明です。

なお、多分配型の商品は、税の繰延べ効果も得られず、分配金を払い出すための内部コストも掛かります。
投資信託での運用は、「分配金なし」または、分配金がある場合には年1回のものをお選びになることが効率的です。

毎月配当型投信は必要ですか
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/11424

現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。

これは、市場全体のリターンからコストを引いたものが一般投資家のリターンですので、中間コストは低いほど、投資家が利益を得るチャンスが大きくなるというものです。

投資信託のコストは、買付手数料+信託報酬+信託財産留保額で決まります。この費用の安いものがインデックスファンドです。

また、インデックスが購入できれば指数が対象とする市場全体を購入することと同じになりますのでTOPIXに連動するインデックスファンドを購入すると東証一部全体に投資することになります。

そして、ファンドマネジャーの運用も長期的にはインデックスを上回ることが困難なことが実証されています。