対象:年金・社会保険
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社会保険と業務委託契約
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はじめましてkaulana様 FPの山宮です。
(1)健康保険任意継続は可能です。
(2)厚生年金への加入はできなくなります。(個人事業主と同じ扱い)
(3)会社側の条件のデメリットなど
会社側は間接費の負担が軽減されたり労務管理の手間が省けますので
メリットは大ですが、kaulana様にとっては、デメリットの方が大きい
とも言えます。
・健康保険は保険料を会社と従業員で折半しているのが一般的です。
従来のkaulana様が負担している保険料分を上乗せしてもらえるとの
ことのようですが、その上乗せ分と任意継続保険料との差の比較に
なります。
また2年間の任意継続終了後の国民健康保険料との差はどうなるか
も検討要素になります。
・傷病等になって一定期間休んだ場合には、健康保険では傷病手当金
制度で給与に代わるものがありますが、業務委託契約の場合には
傷病で休んだ場合には恐らく委託料が減額されるのではと思います。
(国民健康保険や任意継続保険には傷病手当金はありません)
・組合形態の健康保険組合の場合には、法定給付以外の付加給付が手
厚い場合もあります。
・厚生年金保険料も会社と従業員で折半していますので、国民年金保険
になった場合には将来もらえる年金額は減ると予想されます。
・個人事業主には雇用保険がないので、業務委託契約が終了した時の
失業給付がもらえなくなります。
・社員ではないので、業務中の災害や通勤途上での災害に遭った時に
労災保険が適用になりません。
デメリットが多いので、交渉するなら業務委託料(給料)の中に社会保険
の会社負担分も考慮してほしいと伝えてみたらどうでしょうか。
●業務委託契約後の対策
・傷病等になった時の民間保険等での代替
・年金対策として確定拠出年金個人型への加入
等が考えられます。
評価・お礼
kaulana さん
大変分かりやすいご説明ありがとうございました。
業務委託契約だとデメリットが多いのはわかっていましたのでとても不安で、また現在の経済状況で新しい職を見つけるというのもリスクがありとても不安でした。
今回いただいた回答では業務委託でもリスクヘッジをする方法があるということで、そのような方法があるなど考えてもいなかったので気持ちが楽になりました。
会社側とはなるべく今の契約を続けられるよう交渉し、
業務委託でもやむをえない場合は教えていただいた対策をとっていこうと思います。
本当にありがとうございました。
回答専門家
- 山宮 達也
- ( 神奈川県 / ファイナンシャルプランナー )
相談者自身が考えて行動を起こせることを目指します
知らないと損することが多い世の中です。保険や公的な手続きは、自分からアクションを起こさないと得られるものはありません。相談者のお話をよくお聞きして、相談者自身が自らアクションを起こせるようなアドバイスを行ってまいります。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
下記ご相談の件、どうぞよろしくお願いします。
現在の状況:社会保険(厚生年金・健康保険・雇用保険)に入っている
雇用期間:2004年6月〜2009年9月まで
雇用形態:嘱託・… [続きを読む]
kaulanaさん (大阪府/32歳/女性)
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