対象:お金と資産の運用
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分散投資の一部と考えてみては。
ヨウヨウ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
ご質問の件、米国ゼロクーポン債は、上手く利用すれば、税制メリットもありますし、わるくない選択肢と思います。
実際に、私が相談を受けている方の中にも、購入されている方は、いらっしゃいます。
しかし、余裕資金のすべてを米国債に投入してしまうのは、やや不安があります。
というのも、今回の金融危機の震源地は、まさに米国であり、米国政府は、今、金融機関や自動車会社を救済するために、多額の公的資金を注入しています。
仮に、今後もこのような状況が続いていくとすると、米ドルの世界の基軸通貨としての信頼性がゆらいでくる懸念もあります。
10年後の結果がどうなるかは、その時になるまで、誰にも分からないのですが、例えば、米国で、急激なインフレが起こったりすると、金利が急上昇すると共に、米ドル安に振れて、4%程度の利回りは、一瞬にして、吹き飛んでしまうことにもなりかねません。
また、金利が上昇すると、債券価格は、下落するメカニズムがありますので、この場合は、様子を見ながら、途中売却をするとしても、大きな損失が発生してしまう可能性があります。
ですので、あくまで、分散投資の考え方をベースに、資産クラスの一部に、米国債を組み入れるという考え方が無難と思われますが、いかがでしょうか。
ちなみに、今は、国内外の株価水準が、大きく下がっていますので、株式の資産クラスを一部に組み入れるのも、ひとつの考え方かと思います。
以上、ご参考にしていただけると、幸いです。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
今50歳の男性です。
今すぐに必要とはならない手元資金を10年後の60歳までに運用して増やしたいと思っています。
その投資商品として、米国ゼロクーポン債を検討しています。
理由は、10年の余裕が… [続きを読む]
ヨウヨウさん (東京都/50歳/男性)
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