対象:家計・ライフプラン
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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成年後見制度に倣った手法・事務をお勧めします
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バーディー 様
ファイナンシャル・プランナーの吉野充巨です。
お父様の定年退職、おめでとうございます。人生をこれから楽しまれるものと拝察申し上げます。
その後のご健康と資産管理に関しては、下記のような観点から実施されては如何でしょう。
1.成年後見制度に倣って資産管理を行う。
お父様は正常に判断される状態ですので、後見人を立てる必要はありませんが、当該制度の考え方や事務の取扱、そして資産管理は参考になるものと判断いたします。
最高裁判所のホームページで、後見制度の内容と各種の帳票が掲示されています。宜しければダウンロードしてご使用ください。
http://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/tetuzuki/koken/koken_qa.html
「申立」のQ&Aでは必要書類が役に立ちます。財産管理のフォームなども入っています。
「選任後の手続き」では、管理する立場としての考え方や注意点も役立ちます。
・資産管理は不動産の把握、金融機関の口座の把握から始ります。お父様から説明を受けながら、一覧表として管理ください。なお、各口座からの引き出しなどは委任状が必要になります。
・お父様の収入と支出の把握が必要です。収入も支出も家計簿に落として管理されると宜しいのではないかと思います。
家計はとてもシンプルな構造です。
1.収入 - 2.支出 + 3.( 資産×運用利率) = 4.貯蓄(年間の増・減)
で表されます。この式に沿ってお父様の家計を管理ください。
ちなみに私はマイクロソフトのマネーを使用しています。口座とのデータ落とし込みが可能ですので、便利と思います。
2.私の後見事務をホームページに載せています。法定後見が必要になった叔母の例ですので、直接にはバーディー様には当て嵌まりませんが、お父様の身上監護と財産管理についてどのような事務かがわかると思います。
http://www.officemyfp.com/koukennisshi-1.html
制度の概要は中途ですが参考に
http://www.officemyfp.com/seinekouken-1.htm
補足
3.重要なことですが、相続の際にも争いごとにならぬよう、お父様がバーディ様に委任する内容(財産管理等)を公証役場で印に契約書を作成されるようお勧めします。
また、将来に備えるのでしたら、任意後見契約を活用されると宜しいかと思います。そして相続についても遺言書(遺留分等に配慮したもの)を公正証書にて作成されておけば、争いごとは避けられます。
宜しければ、財産管理や身上監護についてのご相談に与ります。また、随時セミナーとして3月後半に開催した内容で承ります。(参加費+1,000円)
知って安心「成年後見制度の概要と事務例」
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm
評価・お礼
バーディ さん
評価が遅くなり申し訳ございません。
あれから、私が次男を出産し、その後父が入院してしまい、バタバタとしており、なかなかご回答いただいた内容を読む時間がとれませんでした。
成年後見人制度は、父本人が少し口にしております。おそらく私が行うことになると思うので、今から勉強をしていきたいと思います。
ご丁寧なご回答ありがとうございました。
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この回答の相談
30代主婦です。
来春、実父が定年を迎えます。
実父は3年ほど前に癌を患い、現在も闘病中のため、気力・体力共に衰えを感じており、また配偶者もいないため、私が定年退職後の資産管理を任され… [続きを読む]
バーディさん (神奈川県/36歳/女性)
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