転職直後の住宅購入:　財形住宅は有効か?

goudoru　さま

はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、

>多くの住宅ローンが最低1年の同一勤務・同一住所

住宅ローンの審査基準の多くが、1年以上の継続勤務としていますが、同業種でのステップアップの為の転職の場合、通算でカウントしてくれたり、お勤め先の規模によっては、収入証明書で対応してくれたりします。


>現在の職場に転職のことが伝わる可能性があるため

につきましては、守秘義務があるため現在のお勤め先に情報が漏れるようなことはないと思われますが、もし、気になるようでしたら一般論として相談されてみてはいかがでしょうか。


>新生銀行ではほかの住宅ローンと違って根抵当権

新生銀行では他行ではないサービス(貸越サービス)というのがあって、繰上返済した金額を上限にお借入できるサービスを利用するために根抵当権を設定しています。根抵当権だから特段なにかあるかというと通常の抵当権とそれほど変わりません(若干、登記料が高くなります)。ただ、貸越サービスを利用しないと主張すれば通常の抵当権でも対応してくれると新生銀行の担当者が説明していましたので、ご自身でもう一度ご確認ください。


>これを売却する予定ですが

今回の質問で、一番重要となる部分だと思われます。
ご自宅の買い替えによる住宅ローンの融資は、今のご自宅の借入を見ないで審査してくれる金融機関と、併せて返済比率をみる金融機関がございます。

また、売却を予定していて、融資実行までにご自宅の売却が完了しなかった場合などの対応も、金融機関ごとによって違ってきてしまいますので、買い替えのスケジュールをきちんと立てた上で住宅ローンの検討をされた方が良いかと思われます。


以上、ご参考になりましたでしょうか
アドキャスト 藤森哲也