対象:住宅設計・構造
中舎 重之
建築家
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軽量と重量鉄骨について
鉄骨での分類で軽量と言うのは板厚が4.0mm未満のもの示します。板厚4.5以上になりますと重量と言います。次に軽量と重量の違いを強さで比較します。柱サイズは100角です。軽量板厚3.2mmの柱(圧縮強さ)=断面積12.1x強度20.5x低減0.82=203.4kN、重量板厚4.5mmの柱=16.6x23.5x0.77=300.4kNになります。重量の強さは軽量の1.5倍です。この強さの差が設計の違いを生みます。それは6x12mの規模での柱の本数と構造に現れます。軽量ならば、2~3mに1本の柱が必要ですので約20本位でブレース構造、重量ならば6mに1本の柱ですから計6本になりラーメン構造となります。勿論、基礎構造もまるで違うものになります。ここでは基礎の話はしません。
以上です。 2014.5.5 中舎重之
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この回答の相談
現在マイホームの検討をしております。
マンションにするか、軽量又は重量鉄骨の注文住宅にするか考えています。
そこでお聞きしたいことがありあます。
こちらに登録されている建築家さんの中に軽量・重量鉄骨の建築・施工をされている方がいらっしゃれば…と思っています。
めろんさん (埼玉県/31歳/女性)
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