対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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個人向け国債に関する評価です
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こぶまま 様
CFP(R)の吉野充巨です。
個人向け国債10年変動をお考えの由、こぶまま様がお書きになられた通りです。
「変動なので購入する時に下がっていてもそれほど気にする必要はありません」
毎期、当該国債の金利は市場の金利動向に追随します。
従いまして、前回、今回、次回の国債も内容は変わりませんし、将来の金利はどのように変化するかが読めませんが、市場金利にあわせて金利が修正されますので、お勧めできる商品と考えています。
また、個人向け国債10年変動は、1年持てば途中換金でも元金が戻る世界でも稀な国債です。
通常は、国債や社債などは、期日前に換金する場合、市場価格で売却せざるを得ません。従いまして元本われのリスクを抱えています。
しかしながら、個人向け国債10年変動は前2回の受取利息を引いた金額で、日本国が購入します。従いまして元本を保証しています。
但し、優れてはいるものの、金融資産全てを個人向け国債の購入に充てることはお勧めしません。
常に資産配分に基づく国内外の株式や債券との組み合わせの中で配分をお考えください。
補足
追記に関してお答えします。
投資の対象として優れているのは、借入金の繰上げ返済です。
無リスクで返済した元本と期間に相当した利息が収益と看做せます。投資・運用は必ずリスクがあり、必ず利益が上がるものではありません。
まず、最初にご検討ください。国債に投資するよりも利回りも宜しいと思います。
住宅ローンの完済後の投資対象は
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
私は、手元資金も考慮して、定期預金(ネットバンクが金利が高めでお勧めです)、日本債券(国債)、日本株式、外国債券、外国株式、5資産クラスへの投資配分をお勧めします。
例えば、5資産に均等配分では、期待リターンは3.5%、リスクは8.0%になり、年間の運用が68%の確率で-4.5%〜+11.5%の範囲になります。最悪ケースでも-12.5%に収まります。
リスクを抑えるには定期預金と日本国債の比率を上げ、収益を求めるには日本株式と外国株式への配分を高めることでコントロールします。
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会(株式重点型)、年金積立金管理・運用(独行法)(日本債券型)の資産配分、各資産別の期待リターン(収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
また、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
従いまして、資産配分方針に基づき、保有資産でETFを、毎月積み立ては、夫々の資産を対象とするインデックス・ファンドの購入をお勧めします
私のHPにインデックス・ファンド、日本のETF(上場投資信託)と日本で購入できる海外のETFを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/toushishintaku-7.html
http://www.officemyfp.com/ETF-1.htm
評価・お礼
こぶまま さん
吉野充巨さま
お返事ありがとうございました。お返事が遅くなってすみません。
現在の私の状況は追記に書きました。アドバイス頂けると嬉しいです。
今回考えていたのは100万なので、現在の貯金のちょうど10分の1です。年間貯金できる金額とほぼ同じ位なので、つぎ込むというほどではないかなと思っています。しかし大事なお金ですし、安い金額でもないので、買ってよいのかどうか悩んでおりました。
10年という長いスパンで考えられるのも、定年までにあと10年と少しある今のうちかもしれません。
他に何か自分にあったものがあればそちらに預けるか、金額を増減してもいいかと思っていますので、申し込み期間の間、もう少し考えてみます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
こんにちは。
夏に、国債について色々教えて頂いたものです。
証券会社に国債を購入する為口座開設の手続きはとったのですが、思ったより時間がかかり残念ながら夏の国債を購入するのに間にあいませんで… [続きを読む]
こぶままさん (徳島県/47歳/女性)
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