対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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リスクとリターンの関係からご判断下さい
reirei 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
投資顧問業ではないので損きりの可否は申し上げられませんが、投資信託や為替に関する考え方をお答えしますので、reirei様ご自身で、損きり・保有継続いずれかをご判断下さい。
マイストーリーには、資産構成によって5つのタイプがあり、どのタイプをお持ちなのかが判りませんので、基準になりそうなタイプでお答えします、
reirei様がご購入の際に、説明を受けたと思いますが、投資信託には期待リターン(期待収益率)とリスク(標準偏差)があります。
例えば、企業年金連合会が公表している数値を使用したリスクリターンでは
国内株式と外国株式を50:50で構成しますと、期待リターンは6.5%でリスクは15.2%となり1年間運用すると、運用成績は-8.7%〜+21.7%の範囲に68%の確率で入ります。最悪のケースでは-23.9%の損失が出ます。そして、投資信託の場合はこの数値から信託報酬を引いた数値に近いものなります。
また、日本債券を除く日本株式、外国債券、外国株式の3試算に均等に配分した場合には、期待リターンは5.2%でリスクは11.4%に為りますから、最悪の場合には-17.6%の損失が見込まれます。
そして、日本債券、日本株式、外国債券、外国株式に均等に配分した場合で、期待リターンは4.3%<リスクは8.7%ですから、68%の確率で-4.4%〜+13.0%の間に入り、最悪ケースでは-21.7%です。
但し、夫々の最良ケースもあり、上から+36.9%、+28.0%、+21.7%になる年もあります。
たとえバランス型の投資信託でも、毎年それだけ大きな幅で振れることをご認識下さい。
昨年来の世界的な株安と、ドル安は最悪ケース到来の経済シナリオです。現況はこの範囲に留まっていると考えています。
偏差値グラフと私の資産配分を添付します。
補足
一方、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。これは、アクティブファンドの多くがインデックス(TOPIXやMSCIコクサイ、シティコープ国債等の指数)を上回る成果が残せず、また、購入時にはどの投資信託が良いのかが判らないことから、指数に連動することで我慢することが、良い成果を得られるという研究成果からきています。
また、価格の上昇は極めて短期間に発生し、その時期に市場に留まっていないと、良い成果を得られないという実証研究がアメリカにあります。
以上、リスク・リターンの原則と投資に臨む投資家の原則です。
参考になれば幸いです。
宜しければ下記のコラムもご一読下さい
毎月配当型投信は必要ですか
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/11424
パッシブ投資家とアクティブ投資家どちらが良いか
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/24134
常に市場に留まる事が勝つ秘訣
http://www.officemyfp.com/fptayori0802.html
なお、メールにて金融運用設計と基本知識の習得プランを承ります
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この回答の相談
1200円近くの高い価格で、マイストーリーを1000万円買いました。手放した方がいいですか。持っていた方がいいですか
reireiさん (福井県/59歳/女性)
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