対象:住宅設計・構造
村上 春奈
建築家
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子供の成長に合わせた可変性のある子供室を
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すずきさん、こんにちは。
村上建築設計室の村上春奈と申します。
女の子と男の子の2人のお子さんがいらっしゃるとのことですが、子供室の考え方の基本は、いままで他の方がお答えになった方向でよろしいのではないかと思います。
まだお子さんの年齢が小さいですし、子供同士で遊ぶことも大切ですので、しばらくはなるべくオープンな形で大きな一つの部屋として使われるのがいいと思います。ただ、その際、将来の部屋の使われ方をある程度想定し、可変性(ドアを2つ設けておく等)をもたせたプランニングをしておくことが重要ですね。
そして、子供達がある程度の年齢に達したら、「性別が違うから」ということだけでなく、「個人として扱う」ことによる個室の必要性が出てくると思います。(中学生くらいになると、聞く音楽が違ってきたり、部活動や塾通いなど生活時間帯のずれが生じてきたりすると思います。)
具体的には造り付け家具や間仕切壁などで2部屋に区切ることになると思いますが、このとき、子供があまり個室にこもらないようにするため、部屋を閉鎖しすぎないよう、また快適すぎる部屋にしないよう計画された方がいいかと思います。
家のなかで家族の気配がそれとなく伝わる、そんな家を計画されるといいのではないでしょうか。
評価・お礼
すずき さん
「快適すぎる部屋にしないよう」というのは、目からウロコという感じです。アドバイスいただきありがとうございました!
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