対象:住宅設計・構造
横山 彰人
建築家
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子供部屋 の仕切りの考え方
中学校に入る頃までは、専用の子供部屋は必要では無いと思います。リビングの一角のコーナーか大き目のダイニングテーブルが勉強する場であっても良いと思います。
子供は親のいるところが一番好きですから、なまじ早い年齢から子供部屋を与えても部屋では勉強をせず、リビングで勉強をする子供が多いのです。
子供の成長の度合いにもよりますが、家中が勉強部屋 という考え方の方が子供の成長にとっては良いように思います。
成長の度合いは子供によって差がありますのでその見極めが大切ですが、子供部屋も変化していくものだと思っています。
最終的には個室の選択になるにしても、男の子と女の子の場合個室に移る前の段階に、ベットスペースのみを仕切り、後はオープンスペースという考え方もあります。
部屋の間仕切りですがやはり市販の家具は部屋の寸法に合いませんし、色をあわせるのも難しいので、子供の成長に合わせて簡単に移動や取り外せる仕切りをつくってもらう事を、おすすめします。
しかし、部屋を二つに分ける場合に仕切りだけにとどまらず、様々な検討事項が出てまいります。 チェック項目として参考にしてください。
・それぞれの部屋の照明のスイッチ、コンセントの数、
・出入り口が1ヵ所か2ヶ所か、またドアか引き戸か。(引き戸の方が良いと思いますが)
・窓の位置。それぞれ均質に光が入るかどうか。
・冷暖房の考え方。
・間仕切りをなんで仕切るか。 本棚、収納、ベット、パネル、そしてその高さは。
このように仕切りをしたあと、それぞれの部屋に 机、本棚、収納クロゼット、ベット をレイアウトすることは小さな空間ゆえ、以外に難しいのです。
たかが間仕切りとは考えず、設計の方と相談をし部屋にあわせて提案をしてもらいながら、進めた方が良いと思います。
分からないところがあれば、事務所までご連絡下さい。 横山彰人
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