認知症患者さんの住まいの選択肢 - 齋藤 進一 - 専門家プロファイル

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対象:住宅・不動産トラブル

認知症患者さんの住まいの選択肢

2022/05/05 00:16

(過去ログへの回答)
人生100年時代の今 生涯の住まいの選択肢は
1. 持ち家に住み続ける
2. 賃貸住宅に住み続ける
3. 子どもの家で同居する(二世帯)
4. 介護福祉施設などへ入居する
5. 病気などに因る長期入院
などに分けられます。

1の場合は身体の衰えなどにあわせ、住宅のリノベーション・リフォームが必要になりますが、病気になってからの工事は元気な時に行うより引越しなどの身体的負担も増えてまいります。

2の場合の問題点は、高齢者に貸し出す賃貸物件が少なく、サービス付き高齢者住宅への引っ越しが増えています。

3の場合は、今まで住んだことの無い地域(昔からの知り合いがいない地域)での二世帯住宅生活は外出する機会が減りQOLが著しく悪化します。

4の場合は有料老人ホームと特養の費用差や、小規模多機能施設の有無など本人に合った介護施設探しが大変だったりします。

5においては、病気や障がいがあって退院後に在宅介護を選択する場合、1のような問題が起こります。

デメリットばかり挙げましたが、親が元気なうちに将来の生き方(過ごし方)を家族間で話し合っておくことが大切で、終活をしておけばいざという時の家族間のいざこざは生じにくくなります。

認知症も誰もが自分に発症するとは思いませんので、成年後見制度も含め意思決定をどのようにすべきかご本人が決めておくことがポイントです。

建築士というより社会福祉士として、住環境サポート時に将来像をお聞きした上で住環境整備の有無なども判断させて頂くようにしてまいりますので、同じような状況におられるご家族の方にもご参考になれば幸いです。

小規模多機能施設
高齢者住宅
在宅介護
老人ホーム
二世帯住宅

回答専門家

齋藤 進一
齋藤 進一
( 埼玉県 / 建築家 )
やすらぎ介護福祉設計 代表
048-935-4350
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を

医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう

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この回答の相談

認知症の祖母と面会するには?

住宅・不動産 住宅・不動産トラブル 2008/07/07 00:21

現在、高齢(認知症)の祖母は叔父(長男)が住む市内にある高齢者施設に入所しているようですが、この叔父の身勝手により居場所を教えてもらえないため、誰も祖母に会う事ができません。私の母や叔父た… [続きを読む]

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